2010年4月30日金曜日

「奥多摩・チャレンジ! カヌー体験」募集中!

●多摩川上流・小河内ダムの放水量が多い日が続いており、安全管理上実施日を順延します。実施日再設定後、改めてお知らせします。(5/10)

上記の画像をクリックすると詳細を記載したPDF書類(460KB)がダウンロードできます。

GWに入り、ようやく気温もあがってきましたね。

多摩川の水温も上がり、清流が陽光にきらめく季節がやってきました!

川底が透けるほどきれいな多摩川で「本当に身につく」カヌー講習!

ビギナーを対象とした実践的なプログラムです。
流れのなかを、自分の判断とテクニックで漕ぎ下れるようになろう。

NPO地球野外塾とNPO奥多摩カヌーセンターがお互いの特長を活かして協働実施します。

'10 5月15日(土) 少雨実行
集 合:氷川キャンプ場 10:00(15:30解散予定)
      JR青梅線 奥多摩駅から徒歩5分 
内 容:
午前中は静水(せいすい=流れがない静かな水面)で艇の乗降やパドリングなど、カヌーの基礎を練習します。
午後は川の中での安全確保の方法や岩を避けたり複雑な流れへの対処法などを学んだのち、川下りにチャレンジ! 最後まで漕ぎ下れたときのホンモノの充実感をぜひ体験してください。

対 象:小学校高学年以上の健康な方(中学生以下の方は保護者の承諾サインが必要です)。
活動地:氷川キャンプ場付近の多摩川上流エリア
参加費:7800円(カラダがあたたまるおいしい昼食つき♪)
    「いっしょ割」(引率者1+高校生以下のお子さん1)15000円/2人
定 員:10人(最少催行人員6人)、締切:5/11(火)
活動の目的
 ・多摩川上流の豊かな自然を再発見しよう。
 ・「本当に使える」カヌーの実践的な知識やテクニックを身につけよう。
 ・カヌーを使って川にもっともっと親しもう!

持ち物:漕艇に適した靴と服装、帽子、タオル、着替え、
     
レジャーシートなど(お申込者宛に詳細を別途ご案内します)。

共 催:NPO地球野外塾/NPO奥多摩カヌーセンター

本活動の下見のようすをご覧いただけます → クリック!

お申し込み・お問い合わせは以下へどうぞ!

電話
NPO地球野外塾03-3373-2066
NPO奥多摩カヌーセンター
担当:宮村 090-1847-1785

メール

2010年4月29日木曜日

陰徳を積む>そしてカント、夢窓禅師へ


つい最近、陰徳を積む、という言葉を知りました。
ごくカンタンにいうと、陰徳とはひとの陰となって善行をすることをいいます。
例えば、人知れず朝早く道路のお掃除をすることや、ひとが知らない間にお手洗い掃除をすることなんかがこれに当たります。

でも! 人知れず朝早く道路のお掃除をしても、それが露見してしまって「あのひとはすばらしいひとだ」なんて評価されてしまうと陰徳ではなくなってしまうそうです。ふ〜ん。
そして、陰徳を善行の「貯金」とする考え方もあって、このあたりになるとそもそもの陰徳という概念とは離れているような気がしなくもありません。

高校時代、倫理学の夏の課題でカントの道徳形而上学原論(どうとくけいじじょうがくげんろん)を読みました。
むずかしい訳文でよくわからなかったのですが「なにかいいことをしても"これはいいことだ"と思いながらやったら意味がないのよ」というような主旨の内容があったことを記憶しています。または、当時の私の解釈がそうだったのかもしれません。
これは後日知った夢窓疎石の「別無工夫」(べつにくふうなし)という言葉とどこかで通じていると思え、自分の行動指針のひとつの理想となっています。

著しく卑近な例かもしれませんが、キャンプ中のことを考えると、撤収時のテントのたたみ方が非常に理にかなっていたり、クッカー類の宿命として汚れがとれないままで移動せざるをえない場合もあるものの、出発時にできる限りの機転で汚れをとってあるなんてのも、パーティ(チーム)全体にとってはたいへんありがたい。こういうのが「別無工夫」の境地でからだに染みついたひとは、きっとどこでも欲しがられる人財になるのでしょうね。
条件が悪いときには、ことさらにこうした先をよんだ気配りと当たり前のことが当たり前にされていることのありがたさが身にしみます。

天気があまりにも安定していたりして条件がよすぎると、こうした当たり前のことを当たり前にすることの価値が見えにくいし、手を抜いてもいいくらいなので、参加者も主催者もよほど留意していないと「学び」の機会が少なくなってしまうきらいがありますね。
普段の生活においても、子どもも大人も、条件があまりにも整いすぎている環境の下では「学び」の機会が少なくなってしまう気がします。恵まれすぎていることは、酷な場合もあり得ると感じることもあります。

明日夜から9名の参加者様とともに熊野に向かいますが、聖地に赴くためでしょうか、こんなことを考えました。
イメージ連鎖で話を進めましたので、本来は意味深い各概念の本質とは異なるであろう解釈です。ご了承ください。

天気が良さそうです。
無事故で充実した活動にしてまいりたいと願っています。

写真は夢窓禅師書「別無工夫」

2010年4月25日日曜日

だれも教えてくれない「寝袋の収納」。

寝袋の収納方法を、ネットで探してみたのですが、私たちが推奨している方法が見当たりませんでした。

すべての初心者のみなさまにきっとお役に立つと思います。

これから勧めるこの方法は次のメリットがあります。
1.たとえ雨天歩行のあとでも寝袋を乾いた状態で使える。
2.かさが小さくなるのでパッキングが楽。
3.狭いテント内で寝袋をすばやく、同居人に気兼ねなく収納できる。
4.投資コストほぼゼロ。

使うものはゴミ袋大のビニール袋です。
では、説明します。

1.寝袋を入れるスタッフバッグのなかにゴミ袋大のビニール袋を入れる。

2.羽毛(ダウン)の寝袋は足元のほうから畳まずに詰め込む。

3.袋内のエアを抜き、先をぐるぐるっとねじって軽く結ぶ。
4.スタッフバッグの口を閉める。これで終わり。

所要時間は、子どもでも3分(どんどんじょうずになります。)
私は1分です。
この方法は、コンプレッションバッグへの収納方法に較べるとずっと手早いし、防水も利くうえ、コンプレッションバッグを買わなくてすむので安上がり。

ちょっとたいへんなのは、化繊の素材を使った寝袋。
スタッフバッグの中にビニール袋を入れておくのはダウンの寝袋と同じですが、素材の特性としてかさばるために、ダウンの寝袋のように足元から入れることができません。
化繊の寝袋は丁寧にたたんで、ビニール袋を仕込んだスタッフバッグに入れます。

最後に、保存方法について。
ダウンでも化繊でも湿気と圧縮したままの状態が禁物。
大き目のストレージバッグにゆっくりと入れて、たまには陰干しします。
また、寝袋の表面布地が汗などで汚れてカビることもありますが、ダウン用のクリーナーが売っていますので家庭の洗濯機で洗うことができます。自分はバスタブを利用して洗います。

ここで質問です。
なぜ、スタッフバッグのではなく、内側にビニール袋を仕込むのでしょうか?
考えてみてね!

2010年4月24日土曜日

小菅村訪問記拾遺

昨日、小菅村訪問の様子を記しましたが、どうしても書き留めておきたいことがあったので、メモ代わりに、そしてみなさまにもごいっしょにお考えいただきたいと思うことを箇条書きにします。

お話しいただいたのは、小菅村で民宿を営むNおばさん。
多摩川源流大学のスタッフさんが「食のあり方に問題意識をもっていらっしゃって、前向きな姿勢に学ぶところが多い方ですので、この機会にご紹介したいです」といって連れて行っていただきました。
ノーアポ(事前のご連絡なし)だったのですが、運よく畑仕事が一段落してお茶を召し上がりにお帰りになったところへ行きあわせました。ありがたいものです。

以下、90分にわたるNさんとの雑談のなかで印象的だったお話の抜粋です。
  • 小菅村の野菜は無農薬で栽培しているところがほとんど。
  • 無農薬で栽培していても、虫がついたりしない。
  • 最近は蝶やトンボが激減していて、なにか自然がおかしい気がする。
  • 昔は夏にしか発生しなかったブユが、この時期から現れるようになった。
  • 猿が里に出てくるようになって困ったものだ。
  • 鹿やイノシシも里にでてくるようになった。山に食べ物が少なくなっているのではないか。
  • 先日、買ってきたジャガイモを(孫が?→失念)植えたところ、根は生えるのに芽が一向に出ない。なにかの処置をしているかと思うとおそろしいものだ。
  • 同じように、大豆も買ってきたものはみんな「目なし」(ママ)。おそろしい。
  • 青梅の梅林で梅に細菌がつく病気が多発。病気にかかったものは伐採するしかない。小菅村ではまだその病気がきていないが、時間の問題という気がする。
  • ていねいに昔ながらの調理方法で作られた惣菜をちいさな頃から食べることはほんとうにたいせつ。
  • 農家に嫁に行った娘。嫁ぎ先が野菜作りを辞めたため、最近は「おかあさん、なんでもいいから野菜があれば送って」と頼んでくる(→売っている野菜はこわくて食べられない)。
  • 小菅村は、夏場はサッカーや野球の合宿でにぎわうが、昔のおかあさんは合宿中に熱心にこどもの汚れた服を洗濯していた。いまは合宿の日数分の服を山のようにもってきて、洗濯機をお使いくださいと案内しても洗濯する親御さんはいない。
  • 忘れ物に無頓着。忘れ物をどなたのものですか、と尋ねても該当者がでてこない。自分がなにをもってきたかもよく把握していないようだ。
  • 以前は合宿に来ているお子さんの親はいっしょに観戦してお手伝いしていたものだが、いまは温泉につかったり、一日中のんびりしていてお子さんのやっていることに興味があるようにみえない。
  • バーベキューなど「手がかかる」ことをお客さんがしなくなった。「おばちゃんが焼いてくれるならばやってもいいな」という。
  • 電気のつけっぱなしなどが目につく。こわくて最後のお客さんがでるまで畑にでられない。
  • 孫でさえ「おばあちゃん、なんで電気を消さなくちゃいけないの? 電気はつけるためにあるんでしょう?」というようになった。
  • なんでもお金で解決できるように思っているような節がある。実際、みんなお金のたいせつさを感じていないように思える。
こうしたお話を、おいし~い手作りの煮豆、シャクシ菜の漬物などをおやつにお茶をいただきながら、語り合いました。

Nおばさん、私はこういう方に共感を覚えます。
いっぽうで、こうした時代ですから、反発を感じる方もいらっしゃることでしょう。
だから、敢えてご本名と民宿名を記すのをやめました。
Nおばさんがていねいに作った料理を食べられるこの民宿を知りたい方は、お気軽に野外塾にお問い合わせくださいね。

2010年4月23日金曜日

多摩川源流の村・小菅村訪問記

谷越えの鯉のぼりがお出迎え。

4/19(月)、奥多摩湖の西にある山梨県小菅村を訪ねました。
2月に開催された多摩川流域で活動する諸団体のミーティングで名刺交換をし、いちどぜひ訪問します、と約束したためです。
晴天で、山里の桜が満開でした。

多摩川の最初の一滴は、奥多摩・笠取山の頂上のやや下方にある「水干(みずひ)」から落ち、東へと東京湾目指して流れ続けます。
その多摩川に奥多摩湖で合流するのが大菩薩峠を水源とする小菅川で、小菅川とその支流エリアを主に広がるのが小菅村です。

小菅村役場の源流振興課と、東京農業大学の学外授業を行う「多摩川源流大学」のみなさまにサポートしていただき、小菅村の3つの魅力を発見しました。

1.親水活動にたいへん理解がある
2.日本100名山のひとつである大菩薩嶺への拠点になる
3.食べ物が安全でおいしい

という点です。
1については、とくに子どもの親水活動について小菅村漁業協同組合様のご理解が深いのがたいへん印象的でした。
さまざまな曲解を招く恐れがありますが、一般に漁業協同組合は歩み寄りをしていただけないので、親水活動の障害になることが多いのです。
この点で、小菅村漁協さんは「川で遊べなければ大きくなって釣りをやらなくなる」という危機感をもっており、たいへん鷹揚な視点で親水活動の計画をバックアップしていただける可能性を見いだすことができました。
きれいな川でだれもがシンプルで原始的な体験を楽しめる活動を、夏に向けて近々ご案内できる予定です。

2について。
100名山ブームでありそのひとつである大菩薩嶺もご他聞にもれず登山客に大人気ですが、大菩薩嶺への表玄関は中央線・塩山駅を経由して、バスで裂石(さけいし)に入るコース。
しかし、今回の小菅村訪問ではじめて小菅村が大菩薩嶺登山における重要な拠点であることを認識しました。日帰りでも1泊でも楽しめそうな、おもしろいルート設定ができそうです。
このルート設定で山を歩くと、山域の地理的な連続性が把握でき、単なる「100名山ピークハンター」でなければ知的好奇心がおおいに刺激されることでしょう。近々これもご案内します。
余談ですが、それにしても、最近の100名山狙いのひとたちは不勉強な方が多いですね。
登山は衣食住はもとより、民俗、文化、生理学など総合的な学習ができるたいへん知的なスポーツですので、その特長を活かしたいものです。

3について。
小菅村の野菜はそもそも無農薬で育てているのがふつうなのだそうです! 無農薬、無農薬と市場を意識してのことではなく「フツー」なんですって。すごいなあ。
それから村の加工食品、たとえば村特産のシャクシナのお漬け物や各種まんじゅう、味噌、辛味噌、わさび漬けなどほとんどが無添加! これもきわめてめずらしいことです(少し詳しい人は、一般にこうした食品にいかに添加物が使われているかご存じですよね)。安全でそのうえ、もちろんおいしいんですよ!
多摩川上流で行われる活動には、小菅村の食品を積極的に利用し、参加者のみなさんに地元の健康的でおいしい食品を召し上がっていただけるようにします。

小菅村への注文は、村への交通の改善ですね。
バスの便が悪すぎる。

ここが改善されなければ、どんなに魅力があってもマイカーをもっていない人たちの訪問は増加しにくいと思われます。
よろしくお願いいたします!

5月4日は小菅村最大のお祭り「多摩源流まつり」が行われます。
あたたかい村のひとたちと交流し、あたたかい小菅の湯につかってまったりしてみてはいかがでしょうか?
打ち合せのあとは、夕暮れの村役場前からたったひとり奥多摩駅行きのバスに乗る。
鳥もねぐらへと帰り、三日月が冴える。

2010年4月22日木曜日

ビギナーズクライミング&スラックライン無事終了!

軽そうな女の子も・・・ 

重量級(ボランティアスタッフさんです)もがむばりました! 

先日の日曜日、15名のご参加者とすばらしい好天に恵まれて、初心者のためのクライミングとスラックライン体験が終了しました。
会場は横浜市鶴見区にあるクライミングジム「アラジン」。
午前中は7面あるボルダリング用の壁と、2面のルートクライミング用の壁を貸し切ってクライミングを、午後はこのジムの2階を貸し切って2本のスラックラインを張り、ひとめを気にせず、思う存分楽しんでいただくという内容でした。

このクライミングジムはNPOアラジンクライミングさんが運営しており、小さなお子さんや障碍(がい)がある方でもクライミングを楽しめるよう配慮してあるのがおおきな特長です。

NPOを主宰する小川弘資(ひろし)さんが、まずクライミングの楽しみ方を説明するのですが、いつものことながらへたりきったスリッパでサクサク壁を登ってデモンストレーションするのには感心します。よくあんなんで登れるよなぁ。

ボルダリングではセッション(同じ課題にみんなでチャレンジすること)で、そしてロープクライミングでは各自のがんばりをさかんに参加者同士が応援していたのがとっても印象的でした。

スラックラインでは、じょうずな方の模範演技がほかの参加者のモチベーションをかき立てていましたが、みなさんはじめは大苦戦。

そんななか、親子でサポートしあいながらこわごわトライする微笑ましい光景や
野郎同士でサポートしあいながらこわごわトライする暑苦しい(笑)光景も。
最後はうまく渡れない子どもたちが業を煮やしてレスキュー部隊に変身。
これもまたスラックラインの楽しみのひとつです。
大笑いできたので、定期的にこの活動をやることになりました。
詳細はあらためてアップします。

次は、あなたが新しいチャレンジをする番ですョ♪ 楽しんで大笑いしてくださいね!


Stevie Ray Vaughan "Tightrope"

2010年4月15日木曜日

「アリューシャン・エクスベディション」写真展のご案内


シーカヤッカー、関根政人さんからメールをいただきました。
関根さんがシーカヤックで訪れたアリューシャンの島々の写真展が、ゴールデンウイーク明けから1週間、神田で開催されるということ。
その後は、展示会場を札幌に移します。

この遠征のことは、関根さんからのメールではじめて知りましたが、知床在住で登山家でもあり、日本におけるシーカヤックのパイオニアのひとりでもある新谷暁生(しんやあきお)さんがリーダーだったんですねぇ。昨秋、弊団体の活動でお世話になった伊勢のシーカヤッカー・柴田丈広さんも「新谷さんといっしょに漕ぐと背筋が伸びる」と形容するほどの方です。

写真中、密教の神具とも見まごうパドルは、なんと2分割できるアリュートパドル
アリューシャンに棲む魔物を平伏させて、活路を拓いてきたことでしょう。

展示されるであろう写真の一部、あるいは写真の概要がこちらからご覧いただけます。
私は、写真家・東松照明さんの「波照間」という写真を思い出しました。

写真を見ているうちに、艇の底をたたく波の音が聞こえてきそうです。

東京での同展の開催は次のとおりです。
会期:2010 5/6〜5/11 11:00〜19:00
会場:千代田区神田小川町3-6
ICI Club 6階

2010年4月11日日曜日

GWは熊野詣。「熊野・果無遊歩(くまのはてなしゆうほ)」募集


果無峠の観音様と宝篋院塔

2007年に辿った中辺路・伏拝〜祓所から望む果無山脈

果無(はてなし)山脈、聞いたことありますか?
紀伊半島南部に、東西約20kmにわたって伸びる山脈です。
約20年前にその存在を知った頃はヤブにおおわれ、コースタイムで24時間の歩行を強いられる厳しいルートでした。しかし、熊野古道が世界遺産登録されてから地元の方の熱意で整備が進み、広い尾根上の原生林を堪能できる「はず」w。

果無という旅愁を誘う地名の由来は、wikipediaに次のように記されています。
「江戸時代の地誌『日本輿地通誌』に「谷幽かにして嶺遠し、因りて無果という」と説かれたように、行けども行けども果てなく山道が続く様子からであると言われている。ただ、地元の民俗伝承は果無の名を地理的な特徴ではなく、この地方に伝わる一本だたらの怪異譚によるものとしている。それによれば、果無山脈には一本だたらという怪物が棲んでいた。その怪物はハテ(年末20日過ぎ)になると現れ、旅人を喰ったことから、峠越えをする者がなくなった(ナシ)という。ここからハテナシの名がついたという。」
こうした記述にピンとくる人もあれば、そうでないひともいるでしょうが、今年で5年目となるGWの熊野古道歩き、節目の今年はこの秘境の山々を越えて本宮を目指すことにしました。
ピンと来る方にとっては、ほかに例をみないチャンスです。

果無山脈は東の末端・果無峠(果無越)で、高野山から南下して本宮を目指す小辺路(こへち)と合流します。
数年前の秋に小辺路を越えたとき、雨があがろうとする果無峠に着いてその佇まいに惹かれました。
天候に恵まれ、充実した山行をみなさんとごいっしょしたいものです。

'10 4月30日(金)21:10池袋駅東口集合 〜5月4日(火)20:30東京駅解散(予定)
  
集 合:池袋駅東口徒歩3分 高速バス発着停留所21:10集合。21:40発の新宮行バス乗車
活動地:和歌山県龍神村〜本宮(地図をクリックすると別画面で拡大できます)
行 程
 4/30 21:40池袋駅東口から高速バスで出発
 5/01 新宮で神倉神社参拝。紀伊田辺経由ヤマセミの郷でテント泊。
 5/02 果無山脈を歩く。山中1泊
 5/03 果無峠を越え、熊野わくわくの郷でテント泊。
 5/04 早朝の大斎原と熊野本宮参拝、新宮・名古屋経由20:30東京着。
 <現地集合、紀伊田辺集合なども承れます。ご相談ください。>
対 象:小学生高学年程度〜 
 条件が悪い場合もある山中テント泊を含みます。登山経験がないとつらい。
 登山経験がある方は、経験値を拡大できる可能性が高い活動です。     
参加費:
 サポート費20,000円/人
 キャンプ中の生活費・交通費は別途実費。
 参考生活費 食費+幕営費 合計5,000円程度
     *自炊の材料や行動食を共同購入してシェアします。
    交通費 以下の内容で中学生以上31,380円程度、小学生15,690円程度
 利用交通機関(首都圏発着の場合。カッコ内は大人料金、小学生は半額)予定
 4/30 池袋〜新宮 高速バス(10,400)
 5/01 新宮〜紀伊田辺 JR(1,890)
    紀伊田辺〜東平 バス(1,670)
 5/04 本宮〜新宮 バス(1,500)
    新宮〜都区内 JR(15,920)
   
定 員:8人限定
(はじめてお申込される方は恐れ入りますが山行経験をお尋ねします。)
こんな方におすすめです。
 ・ワイルドな体験がのちに楽しい思い出となると知っているひと。 
 ・自然のなかで静かに自分の内面を見つめてみたいひと。
 ・熊野の知られざる深い魅力に触れてみたいひと。
主 催:NPO法人地球野外塾
お申し込みはお電話/ファクス 03-3373-2066

2010年4月10日土曜日

助成金精算から学ぶこと

毎年、この時期は助成金の精算作業がたいへん。
作業からなにか学習することがあるかと思うのですが、これが毎回喉元過ぎればなんとやらで、むずかしい。

助成していただいて活動を行うのですから、ていねいな作業をこころがけるのはマナー。
自分は、ひとつの活動について精算の内容をチェックする方に活動の起承転結(準備・本番・後処理)がわかるようにと努めていますが、精算をしてみてはじめて「もっと広報媒体に資金投入してもよかったかな」とか「交通費精算をもっと標準化したほうがよかったな」なんて反省します。

曲がりなりにもエクセルで縦横計算してますが、NPOって高齢者の方が多いので、もしエクセル使えなかったらと思うとおそろしくなりますね。

エクセルも技が多くって、「これ、きっともっと効率よくできるんだろうな」と作業に追われて焦る頭で朦朧と考えます。そう考えるとまた自分の作業にムダがあるような気がしてモチベーションが下がるんですよねえ。

22時過ぎにエクセルが得意な旧友に電話で助けを求めたら、今晩フランスから帰ってきたばかりだというのにていねいに応えてくれました。友だちはほんとに宝です。


2010年4月6日火曜日

だれでも楽しめるアクセスディンギーのご案内

アクセスディンギーという名のちいさなヨット、ごぞんじですか?
私はご参加者様から教えていただきました。

アクセスディンギーはオーストラリアで開発され、その構造にさまざまな工夫を加えて従来のヨットに較べて格段に安全で操作しやすくなった2人用ヨットです。
そのため、一般の方はもちろん、障害がある方でも海に親しめるというメリットがあります。
コンパクトながらリラックスできそうなやさしいコクピットですね。

首都圏では、江ノ島ヨットハーバーをベースに活動をされているNPOセイラビリティ江ノ島さんの各体験活動で実際に体験できます。

海の活動って意外に敷居が高くて、興味があっても機会が少ないものです。ご興味がある方はぜひ下記のホームページでより詳しい情報をお求めになってみてくださいね♪
http://sailability-enoshima.jp/

それにしても、このところ、親水活動のPRが多くなりました。
そろそろ、山の活動もPRします。

それはそうと、自分は湘南には似合わないなぁ。
でも湘南といえばサザンオールスターズだなぁ。
Southern All Stars "希望の轍"

2010年4月5日月曜日

5/29-30「野田知佑の川遊び教室」ご案内


主催 「野田知佑の川遊び教室」&ハモニカライブ実行委員会

カヌーの専門雑誌「カヌーライフ」に寄稿されている(株)日本出版ネットワークの代表・藤田順三さんから、来月末に茨城県大子町の久慈川沿いで実施予定の「野田知佑の川遊び教室」についてお知らせいただきました。より多くの方々にこの活動を知っていただきたいので、みなさんにお伝えします。

野田知佑さんはカヌーに興味ある方ならば一度はその著作を読んだことがあるような日本を代表するカヌーイスト。
私も 「日本の川を旅する」という代表的著作でおおいに旅心を刺激されたひとりです。

その野田さんの「諸君、とにかく子どもをきれいな川に連れていき、川に放りこもうではないか」という思いのもとに実施されるのが本教室です。

詳細は次のホームページでご覧ください。
http://kawa-asobi.com/index.html

本活動は、諸事情でまだ未決定の点もありますが、野田さんの想いにしたがって実施されるならば必ず有意義な機会になることでしょう。
上記のホームページもこれから1ヶ月余りに亘って順次充実していくはずです。
ぜひ定点観測してみてくださいね!

私たちも、親水活動としては団体のフラッグシップ的活動と位置づけている「多摩川環境調査隊」(昨年の活動がこちらでご覧いただけます)について、今夏も実施できるよう準備を進めています。
この活動について、藤田さんのご厚意により、7月中旬発行のカヌーライフ誌に内容が掲載されることになりました。こころからお礼申し上げます! こちらもご興味がある方はぜひこのブログを定点観測してくださいね♪

2010年4月3日土曜日

「青雲野旅」無事終了

琴平に近い畔田キャンプ場へ初日の寝床を求めて歩く。

3/25の岡山行き夜行バスでスタートし、四国全県を回って4/1早朝に夜行列車「ムーンライトながら」で帰京した1週間にわたる春休みのロングキャンプ「青雲野旅(せいうんのたび)」(クリックすると募集要項がご覧いただけます pdf360KB)。
11名の参加者と4名のスタッフあわせ15名のチームで無事終了しました。

この旅は参加者が事前に自分たちが行きたい場所を調べ、キャンプ中は幕営を主にして旅の費用を自分たちで管理しながら移動するという特徴を持つために、キャンプの基礎力がある方を対象にご案内をしてお申し込みいただきました。

本活動では、すべての共同装備を参加者とスタッフでかついで移動しました。軽量化を図るため、テントはシルナイロンを使ったタープを主に、エスパースという国産軽量テントを使用しました。
キャンプ中はこの季節には珍しいという氷点下の夜や夜半の驟雨などにも見舞われ、タープに泊まった参加者は寒い思いをしたはずです。スタッフですら寒いと思ったのですから。
清流・仁淀川の河原にある加田キャンプ場は土佐の誇り。

それでも、この活動をとおしてしっかりとした手応えを感じました。
新6年生がもっとも多かったこのキャンプで、3つのバーナー、2セットの大型クッカー、そして8人用タープ1つと4人用タープ2つ、5人用エスパース1つに加えてタイベックや調理用品などの小物も含め、幕営に必要な最少装備を全員で背負って四国内を6日も移動できたのです。
改めて子どもたちの潜在能力の高さに気づかされたキャンプでした。

天候に恵まれ、四国の最高峰である石鎚山(標高1982m)にも登頂できましたが、四国はやっぱり広いですね。あと2日あればもう少し四万十川でも遊ばせてあげられたと思います。
すばらしい好天に恵まれてこの時期の手ごわい石鎚山に全員登頂。

1週間の旅で着替えの下着は1セットなんていう子もいて、早くも旅のコツをつかんだようです。
「持たないこと」が自由につながることを、ぜひこれからもふだんの生活に活かしてください。
期待しています。
新しい学年、そして新しい学校で、いきいきと自分らしく活躍してくださいね!
満開の桜の下、江川崎駅にてディーゼル車に乗り込む参加者。

Allister "Sakura"