遅まきながら「地図にない道を登る滝子山」報告


6/20(日)、5名様の参加者とともに、中央線沿線の身近な名峰・滝子山に登ってきました
今回の参加者の構成は、全員が女性だったというのが野外塾史上初めてのことでした。

過去の例だと、夜の山道を歩くナイトハイクも女性が早くに申し込んでくるという経緯もあり、女性は、少なくとも山に関しては男性よりもご自身の中のイマジネーションが明確である気がします。

本題に戻りますが、この日の登りで辿ったのは、滝子山南稜というはっきりした尾根です。
踏みあともついてますが、国土地理院発行の1/25000地形図にはこの尾根上に道はついていません。
また、この地図上では下り道もなぜか途中で道が切れているのです。もちろん、本当はしっかりとふもとまで道がありますよ。

こうした点で、安全に読図をしながら登山をするのには最適なフィールドでした。
ただ、山慣れていない方にとっては、歩きながら地図を読むというのは意外にハードルが高いことがわかりました。
地図を読むという行為は、本当は山で迷いそうになったりしてその必然性を認識するものなのかもしれません。
そうとはいっても、ほんとうに迷ってしまったら時すでに遅しとなってしまうことがある。
ゲーム感覚で地図読みをぜひ習慣化してくださいね。

滝子山がいいのは眺望にすぐれていることと、自然林が美しいことです。もうひとつおまけに、近いので都心から安く、すばやく登ってくることができるのも、すばらしい!

梅雨の中休みとなったこの日、一滴の雨にも遭わずにミズナラやブナの木がまるで迎え入れてくれるような静かな山行を楽しみました。そうそう、ツツジもまだまだきれいでしたよ。

これからもテーマ性がある山行をご提案してまいります。