2011年12月31日土曜日

まことのみちはかがやきはげしく…

2010.3月 石鎚山山中。
げにもまことのみちはかゞやきはげしくして行きがたきかな。
行きがたきゆゑにわれとどまるにはあらず。
おゝつめたくして呼吸もかたくかゞやける青びかりの天よ。
かなしみに身はちぎれなやみにこゝろくだけつゝなほわれ天を恋ひしたへり。

宮沢賢治

今年一年、お世話になりました。
ご参加いただいたみなさま、ご助力いただきましたみなさまに重ねて御礼申し上げます。

2011年12月30日金曜日

登りたい気持ち、応援します!

あっという間に、明日は大晦日。
最後の最後まで慌ただしいなか、まるでトイのなかを流される水のような気持ちです。

今年は3月の地震にはじまり、9月の台風で多くの方が被害に遭われましたが、そのなかにわたしたちの活動を応援したり、援助してくださった方々もいらっしゃいました。
この暮れにはどうされていらっしゃるだろうか、と思います。

いまできることは、自分のするべきことに注力し、来年が穏やかな、そして実り豊かな年になるようにと願うことです。

そんな私たちが子どもたちに楽しんでもらえる活動としての仕事納めは、DAVOS横浜店のクライミングウォールを使ったクライミング体験でした。
クリスマスイブまで、12月中に6回、合計約150人の方々と体験を分かち合いました。

はじめての方でも楽しんでいただけるよう「チャレンジ! クライミング」と名づけたこの体験活動を行っているうちに、だんだんとこの活動に「クライミング」という言葉がふさわしいのか、考えさせられました。
その理由は…

最年少のお子さんは2歳。
この層が、そうですね、約150人のうちの1割くらいいました。
そのうちのひとり、2歳半の女の子は6回の活動のうち、なんと3週末連続で遊びに来てくれました。

彼ら・彼女らはまだ十分にしゃべることもできないし、背中からはオムツの上端がはみ出しているくらいなのですが、通りがかりにクライミングウォールを発見すると、指差して立ち止まったり、親御さんのそでを引いたりして、登りたい意欲を周囲に伝えるのです。

こうしたようすをみていると、クライミングの「く」の字も書けないようなお子さんにとって、壁を登るというのは「本能」だとしか考えられなくなってきたからです。

この経験は、私にとってうれしい発見でした。
本能で登るみなさんは純粋。
そして、登らせてあげる親御さんにも感心しました。
わたしたちの役割は、というと、不注意で事故をおこさなくてすむように、ごくカンタンな説明をしてあげることと、登りたい気持ちをこころから応援することでした。

わたしたちは、つねにサポーターとしての立ち位置を重視しています。
主役はいつも参加者。
参加者がのびのびと活動し、「応用が効く」体験を積むことができるよう、来年もいっそう充実した活動をこころがけてまいります。

2011年12月8日木曜日

年末はDAVOS横浜店で気軽にクライミングデビュー!

DAVOSのウォールはメンテナンスがよく、ビギナーにやさしいです。
JR桜木町駅から歩いて1分。
すっごく便利なコレット・マーレの4階にあるDAVOS横浜店

アウトドア好きなひとはもちろん、豊かなライフスタイルのヒントを探しているひとにとっても楽しいお店。

ここには高さ3.2m、幅5m+2mのクライミングウォールがあります。
年末のお買い物やお散歩のときに、このウォールに出会ったならば…
「う〜ん、登ってみたい!」という「内なる欲求」を抑えつけずに、ぜひ登ってみてください。
なぜなら、その欲求は人類がこの地球のあらゆる場所に住むことができるようになった原動力とつながっているのですから。

大人もチビちゃんも気軽にクライミングを初体験できますよ。
地球野外塾がそんなみなさんをサポートします。
30分間の完全燃焼にチャレンジしてみてくださいね!

11 12月10日(土)11日(日) 17日(土)18日(日)23日(祝)24日(土)

時 間:各日とも14:00〜17:30最終受付 
(※17日以降は16時の回を行うかどうかまだ未定です。)
対 象:各回ともクライミングしてみたいなあ、というひとならだれでも10名(先着)
料 金:子ども200円、おとな500円


「もっと登りたくなっちゃった」ひとは…
こちらをオススメします!
NPO法人アラジンクライミング
(鶴見区でクライミングジムアラジンを運営するNPO法人です。)
2012 1/22(日)はじめてのクライミング&スラックライン
(クライミングジムアラジン貸切で行う本格的な体験活動です。)


2011年12月5日月曜日

「多摩川で新春50kmサイクリング」募集開始!

うほ、楽しそう! 来年はハッピーにスタートしたいね♪

絶滅危惧種・悪ガキの見本!
こんな乗り方はいかんです!(でも楽しい♪)
お正月でなまったカラダを目覚めさせよう!
つめたく清らかな年明けの空気のなか、多摩川に沿って50kmサイクリング。
ファミリーや仲間でいっしょに、多摩川河口・羽田の鎮守「穴守稲荷神社」を目指そう。
'12 1月15日(日)雨天中止
集 合:09:00 小田急線・和泉多摩川駅(16時頃同所で解散予定)
対 象:小学3年生くらいからオトナまでどなたでも。
参加費:4,000円(レンタサイクル代含む)
 ※自転車持ち込みできます。参加費から2000円減額します。
行 程:和泉多摩川駅から寄り道しながら羽田の穴守稲荷神社へ! 多摩川の0mを確認したら、また寄り道しながら(笑)和泉多摩川駅へ。 がしがし乗らずに、楽しく50km自転車に乗る「自転車ハイキング」じたてです。
定 員:10人 締切:2012 1/12(木)
活動の目的
・さむーい季節でも運動しよう。
・長い距離を移動できる自転車の可能性と自分のちからを再発見しよう。

持ち物:◎ぜったい! ○あればよりよい
◎すぐに脱ぎ着できる上着
◎タオルまたはハンディタオル
◎飲み物(ペットボトルなどに入れて500ML以上)
◎軽食(お菓子やスナック、菓子パンなど)
○長ズボンのひとは裾止め
○お金(1000円くらい)
○ヘルメット
○サイクリンググローブ
※わからないことはご遠慮なくお問い合わせくださいね。
風が吹くと冷えますので服装にご配慮ください。
ご協力:有限会社サイクルリンク
主 催:NPO法人地球野外塾

【お申込者用書類
 キャンセル規定などのご確認事項(お申込にあたり必ずお読みください)
PDF版(88KB)
お申込書
エクセル版(29KB)  
PDF版(32KB)

年明けはクライミングで「福をつかめ」!

今年こそいい年にしたい!
新しいこと、はじめてみよう!

そんなみなさんに最適!
ゲームに勝った方に「福」賞品さしあげます。
'12 1月22日(日)
「ビギナーズクライミング&スラックライン」
参加者募集開始です

ボルダリングは子どもでもからだひとつで登れるシンプルさが魅力!
ロープクライミングはコワいと思う気持ちをコントロールするフレッシュな体験
 



スラックラインはクライミングとおなじく、奥がふかーい!

クライミングやってみたいなぁ。スラックラインやってみたいなぁ。
でも、初めてだからなんか気が引けるんだよなあ。

親子でやりたいんだけれど、子どもがちいさいからなあ。
そんな悩みスッキリ解決できます!

横浜市鶴見区の「クライミングジム・アラジン」を貸し切って
クライミングとスラックラインの楽しさと奥の深さを体験してみてくださいね!

「この活動の5つのユニークなポイント」
1. 貸切だから回りを気にせずマイペースで練習できる!
2. 未就学の小さなお子さんでも体験できる! 
3. わかりやすく、すぐに安全にクライミングを楽しめる説明 
4. ボルダリングとロープクライミングを一度に体験できる
5. バランス感覚を磨くスラックラインが体験できる




この広いクライミングジムを貸し切りますので、思う存分トライできます。
'12 1月22日(日)
集 合:JR鶴見線・安善駅 改札外 08:30(12時解散)または
 クライミングジム「アラジン」に08:50までに直接集合可。駐車場あり。
参 考:JR鶴見駅発8:20乗車で8:29着 本数少ないのでご注意ください。
クライミングジムの所在地:横浜市鶴見区朝日町1-39

対 象:かんたんな安全説明を理解できる未就学児からオトナまでどなたでも。
おひとりでのご参加もできます。

活動地:横浜市鶴見区朝日町1-39 クライミングジム「アラジン」
参加費:未就学児〜中学生3500円、高校生以上4000円
 高校生以上はクライミングシューズのレンタル料を含みます。
中学生以下は希望者にクライミングシューズをレンタルします(500円)。
定 員:10人(最少催行人数8人)
締切:1/21
活動の目的
・シンプルなスポーツでからだを動かすことを思いっきり楽しもう!
・自分もがんばり、ひとのがんばりを応援することも楽しもう!
持ち物:
◎飲物(ペットボトルに入れること)
◎タオル
◎中学生までは学校で使っている上履き
(大人はクライミングシューズを無料レンタルします。 )
◎動きやすい服
○かんたんな軽食
(ジム内に飲み物の自販機あり。コンビニへは往復10分かかります。)
当日の予定
09:00〜11:00 安全説明ののち、ボルダリングとロープクライミング
11:00〜11:50 スラックライン
12:00 活動のまとめ、解散
主 催:NPO法人 地球野外塾
ご協力:クライミングジム「アラジン」、NPO法人 アラジンクライミング
過去の活動のようすは… → こちらでご覧いただけます。

★お申込者用書類
お申込書
エクセル版(29KB)  
PDF版(32KB)

  キャンセル規定はご一読ください。クライミングジム利用登録書は1〜2ページを参加者分プリントして、必要事項をご記入のうえ当日お持ちください。

お申し込みはお電話/ファクス 03-3785-4617

2011年12月4日日曜日

冬晴れの下「ハンドメイドクリスマスリース」終了!

試行錯誤を繰り返すみなさん、ステキでしたよ!
子どもたちは倒れたクルミの木への木登りにハマってました。
冬日に赤い実は明るく輝き、リースに彩りを添えてくれます。

はじめて会ったご参加者どうしが帰路に歓談するようすは、私たちの喜び。

地球野外塾の2011年最後となる主催活動「親子で作ろう! ハンドメイドクリスマスリース」は、最高の天気に恵まれて無事終了しました。

昨日の下見で懸念していた水たまりも、朝にはうんとマシになっていてひと安心。
なによりも、雲ひとつない晴天に、こころも晴れました。

とはいっても、12月。
子どもたちのあいだでは、カゼやウイルス性疾患が流行っているようで、この日も急な発熱などでお越しになれないご家族がいらっしゃいました。
早く治りますように!

いっぽうで、11月の活動には発熱でくることができなかったお子さんたちが、この活動にはリベンジでいらっしゃっていただけました。
こうした「つながり」が私たちにちからを与えてくれます。

さて、この日の流れは、まずリースのベースとなる葛のツルを採取することにはじまり、草の実や花のほか、クリスマスらしいアクセサリを飾りつけました。
ツルの採取をはじめてから約5時間にわたって、すごい集中力でクリエイトしてました。

ほんとにクリエイトという言葉がふさわしいくらいに、オトナも子どもも、苦闘していました。
いったんはくみ上げたベースをもう一度ばらして巻き直したり、つけた飾りを外して別のレイアウトにしたり。

あるご参加者がおっしゃっていました。
「こうしてなにかを作ることって、ほんとに少なくなりましたよね。
でも、いちから創り出してこんなにりっぱなリースができるなんて思いませんでした。」

ほんとにその通りです。

私たちは、ふだんの生活でなにか作って飾ること、すっごく少なくなってしまいました。
機会として少なくなるだけならばいいのですが、自分がお伝えしたいのは「自分で作ってもどうせきれいにできるはずがないや」とあきらめてしまってはもったいないということです!

クラフトはじめ手作業は自分のいまの気持ちを表す、と私は思います。

みなさんがクリスマスリースを作って驚いたとしたら、それは「クリスマスリース」のリッチなボリュームにではなく、そのクリスマスリースを作ったご自身のいまの気持ちになのではないか、と感じました。
この日に作られたリースはみなさんのご自宅を飾るだけではなく、おばあさんに送られたり、お父さんに贈られたりするために作られたリースもありました。
クリスマスって、やっぱりなんだかいいものですね。
このリースはおばあさんへ!
このリースは、お留守番のお父さんへ!
来年も「自ら体験し、感じる」機会を鋭意ご提案し、みなさんとごいっしょしたいと希望します。

今年最後の活動にご参加いただき、ほんとうにありがとうございました。
こころから感謝申し上げます。

2011年12月3日土曜日

雨後の下見に想うこと

ひとはいろいろ悩んでも、三本柳はずっとこの場所で多摩川の増水に耐えてきました。
見習うところアリ。
今日は半日よく雨が降りました。
朝は寒かったけれど、雨があがった昼からは一転して気温が上がりましたね。

路面が乾きはじめるのを見計らって、MTBで明日の「親子で作ろう! ハンドメイドクリスマスリース」の最終下見に出かけました。
過去に、この場所での活動で前日に雨が降ったという例がなかったので、ねんのため。

現地に着くと、多摩川の水量が多いのにびっくり。
上〜中流ではかなり雨が降った模様。

葛のツルを採取するところは大きな大きな水たまりが。
秋の台風でこの場所自体が水流で流されたので、地場が低くなっているのが災いしたようです。
さいわい、導線に影響はなさそう。

つぎに、みなさんにゆっくりしていただく通称「三本柳」の広場に移動、ここは下地に大きな影響はないようでした。
あとは明日早くから気温が上がり、さっさと乾いてもらいたいと願うのみです。
多摩川のうえを渡る小田急線の灯りをみながら、一瞬ほっと気を抜きましたが、暖かい気温ゆえに指先もホカホカで少し報われた気持ちになりました。

こうして、下見をしているとフシギな気持ちが交錯します。
川の管理というのは、非常にわかりにくいうえに、管理しているのか、管理していないのか、よくわからない。
水際の活動は、神経を使うことがとても多いです。
国交省の河川管理事務所に届け出たり、活動地になる自治体に届け出たり、求められるままにぬかりなく届け出はしているものの、肝心の利用地は、というと草ぼうぼうのまま。

また、こうしてなんども下見したり、届け出をしたり、買い出しをしたりする手間を考えると、ほんとによく考えて企画しないと赤字。
それでも、ていねいにやることが大切だし、それが野外塾らしい、と思います。

帰路に、活動地のそばで「都せんべい」という手作りのおせんべい屋さんを見つけ、わずかな枚数ですがお土産にしました。
明日は「ハンドメイド」の楽しさを感じていただきたい活動を実施するから、験(げん)をかついで。
シンプルでなつかしい味のおせんべいでしたよ。
手作りのせんべい、少なくなりましたよね。
唐辛子が明日へのいい刺激になりました。
準備も終わり、このブログをアップしたら、少し助成金のことを手がけたのちに休むことにします。
それでは、明日、ご参加者のみなさんに楽しんでいただけますように。

2011年12月2日金曜日

私たちの海・東京湾が育む海苔の魅力

冬日を背に、多摩川河口へと自船を走らせる田村さん。
11月も半ばを過ぎると水温が下がって、海苔の生育に適した時期となります。
寒い日が1週間も続くと網についた海苔の種がよく成長し、海苔収穫最盛期の幕開けとなるこの時期、いちばん最初に収穫・加工してできた海苔を新海苔といいます。

新海苔は、そのシーズンはじめの気温や海の状態によってできばえが左右されますが、柔らかく、香りが高く、ほのかに甘いというすぐれた特徴があるので珍重され、卸ではご祝儀相場で高く取引されます。

来年2/19に実施する「江戸前海苔作り体験」(定員まであとわずかとなりました!)で海苔作りを教えてくださる元海苔生産者の田村保さんから「新海苔が入ったのでおいで」とおっしゃっていただき、羽田にある田村さんのお宅におじゃましてきました。
田村さんのいとこにあたる方が木更津で海苔漁をされていて、そこでできた新海苔がサンプルとして送られてきたのです。
さっそく新海苔のお相伴にあずかりました。
あたたかいご飯にのせて食べると、炊きたてのご飯の蒸気でいっそう新海苔の香りがたち、旬の食べ物ならではの実力を感じました。
「江戸前海苔作り体験」でも、今シーズンに採れたばかりの木更津産の海苔(田村さんのいとこの方が作ってくださる海苔!)を味わっていただけます。
楽しみにしていてくださいね!

試食後は多摩川河口に田村さんがしかけた道具に「天然海苔がついているかどうか」を確認するために船で出発。

現在の海苔の生産は業者から仕入れた海苔の種を網に仕込み、それを生育させたものを採取するという方法をとっています。
それに較べて、江戸時代の海苔生産は、海の中に竹の枝をさかさにたてたタケヒビという道具に天然の海苔の種が自然に付着して成長したものを採取していました。

昨今、多摩川をはじめ東京湾の水質がよくなっているため、田村さんは昔のように天然の海苔の種が再びついて成長するだろうか、ということに関心をもち、海苔漁を廃業して40年以上を経た平成17(2005)年に、多摩川河口のある場所へ実験的に昔ながらのタケヒビを仕込みました。
その結果、やはり予想どおり天然海苔がつくことが確認できて、以来、毎年10/1に決まってタケヒビを仕込んでその年々の海苔のつき方や成長の具合を観察し続けています。

今シーズンはじめての観察となるこの日、その場所にいったところ…
ジッコがついたタケヒビ(クリックで拡大、ピンクのひらひらした部分が天然海苔)
ありました、ありました!
りっぱな「ジッコ(地元の天然種の)」の海苔がついていました!
「お、ついてた!」と田村さんも喜んでいらっしゃいました。
今シーズンの海苔は、例年に較べて暖かい日が続いたため、成長が遅いそうです。
でも、羽田のジッコは波に洗われないので、柔らかく高品質なんだとか。

東京湾の湾内・木更津で高品質の海苔が作られていることは、私たち首都圏に住んでいる者でも、あまり知らないこと。

私たちの食卓になじみ深い海苔について知ることは、身近な自然環境や産業について造詣を深めることでもあります。
ぜひ、海苔作り体験をつうじて、楽しく知的好奇心を満たしていただければ、と願っています。
帰り際に田村さんからいただいた多摩川産のボサエビ。
ありがたい自然の恵みです。
わけぎと紅ショウガを刻み入れてかき揚げに。
エビの目の点々がみんなこっちを向いているようで罪の意識を感じましたが…
ガブッと噛むと上品なエビの香りがたちのぼりました。


2011年11月30日水曜日

読図ハイクで一歩進んだ山歩きを目指そう。

いつでもどこでも…
地図を読んでました。
ごほうびは石老山頂上からの富士山。
11/27、相模原市の石老山で無事、読図ハイクが終了しました。
小学3年生の男の子を含む4名の参加者でしたが、みなさんとっても知識欲が旺盛で、主催者としてもおもわずうれしくなりました。
「オズの魔法使い」みたいに、みなさんの持ち味が小グループのなかで発揮された楽しいハイクとなりました。

世の中、さまざまな地図がありますが、アウトドアに携行し、イザというときにもっとも役立つのは国土地理院発行の1/25000地図。

しかし、この1/25000地図、
・購入できるところが限られている
・読図にややコツ(慣れ)がいる
という「敷居の高さ」がハードルになって、携行するひとが少ないのが現状。

また、磁石(コンパス)にしても、ある統計によると85%のひとが携行するにもかかわらず、実際に使用したことがあるのは15%だとか。
プレート型コンパスを買ったときについてくる説明書、すっごくわかりにくいんです。

そんな1/25000地図や磁石をお守りとするのではなく、実際に「読んだり」「使ったり」できるようになっていただくのが、本活動でした。

コースに使ったのは相模原市にある石老山の東側に伸びるはっきりした尾根。

おもに
・尾根の取り付きまでの里道
・地図に道表記がない尾根道の登り
・石老山からの一般登山道の下り
の3つのセクションに大別されましたが、それぞれの地形的特徴を読図しながら体感していただきました。
途中は、ブンブンと警戒飛行するスズメバチの巣のそばを通らざるを得なかったり、どっさりした熊の糞に出会ったり。
ふだんひとが入らないところは青ざめたり、驚いたりで忙しい。
こんなところも登ります。
地図はつねに手に持ち、地図上の現在地を親指でおさえておいていつでも地図から読めるように、とアドバイス。
急な登りでは、地図を持ちきれないことも見受けたのですが、がんばってましたよ。
この日のゴールのバス停で、まだ手に地図をしっかりともつ小3の男の子には感心。
お母さんの話だと「生まれてはじめて」のハイキングだったんですって。
歩きながらも「あ、山椒が生えている」とか「あの木はサクラだ」とか、よく知っているんです。驚きました。
なかでも、ねじりパンのようにねじれた木と、熊のウンチに大興奮していました。
野外塾の読図ハイクでハイキングデビューだなんて、私たちにとってなんと光栄なことでしょう!

バス停で「楽しかった?」ときいたら「うん、うん」と首を何度も縦に振ってくれました。

私たちが山に行ったとしても、多くの場合、その足跡は山中の広大な面にただ細い線を描いているようなものに過ぎません。
しかも、その細い線はそこだけが「登山道」と呼ばれる歩きやすく人手が入ったところ。
ハイウェイのように整備された登山道をおしゃべりしながら歩いているうちになんとなく目的地に着いた、というハイキングや登山から一歩抜きん出てみませんか?
補助輪つきの自転車から、補助輪を外したときのような自由さを感じられること間違いなし!です。

これからも「地道に」読図ハイクを続けてまいります。


2011年11月29日火曜日

クリスマスリース作りの準備を進めています!


今週末の12/4(日)は狛江市・和泉多摩川の河原で「おうちに飾ろう!ハンドメイドクリスマスリース」を実施します。
「週末はもう12月」なんですね。
なんだか気ぜわしいですが、そこは落ち着いていきたいもの。

今年は、春浅いときに大地震があってからのち、さまざまなところで台風や大雨の被害がでたり、ほんとにたいへんな年でした。
それでも季節はめぐって、一年のいちばん最後の月を迎えようとしています。

「こころもちを前向きに年末の準備を進めて、心機一転・新しい年を迎えたい。」
多くの方がそう思っているのではないか、と思います。

クリスマスは小さな子どもからオトナまで、ワクワクできるひととき。
しかし、オトナになると、そのワクワク感が年を経るごとに薄らいでしまうよう。
そんな気持ちになったなら、自分の手で作ったクリスマスリースが親しいひととのたいせつな節目に色を添えてくれますよ。

私たちもまた、そんなみなさんの「季節の準備」のための準備を滞りなく進めています。

活動地となる多摩川の河川敷の下見をすませ、採取したツルを丸めて事務所でもリースを試作してみました。
試作に先立ち、輸入食材店で飾りつけになるようなかわいいお菓子を探したり、100円ショップで季節のアクセサリを求めたり。
そんな準備を進めていると、「今年最後の活動をみなさんに喜んでいただきたい」と思う気持ちがつのってきます。

お申込は12/1の木曜日まで承れます。
「そういえば、クリスマスを自宅で過ごせたことって意外に少なかったな」
と思いあたる方。

今年のクリスマスイブとクリスマスは土・日ですので、ゆっくりとするのには最適♪
一年に一度の明るく楽しい行事に向けて、ごいっしょに準備をすすめましょう。

昨年の様子をご覧いただけます♪ → こちら!


2011年11月26日土曜日

さむぅい北海道で「あったかぁい手作り感」

六花亭本店
11/21、22で旭川から帯広へと小旅行にいってきました。
スカイマークエアラインの成田/旭川便が事前割引でとても安く入手できたからです。

そのいきさつはさておき、3人のモノ好きな同行者と行き当たりばったりな旅でした。

旭川に着くと、折からの寒波で大雪。
全員「ひぃい〜」となったところへ「帯広は晴れ」という天気予報が。
この季節、まだぜんぜん寒さに慣れていない私たちは全員一致で130kmあまり離れた帯広を目指しました。

帯広といえばお菓子の六花亭。
いちどは耳にしたり、召し上がったことがあるのではないでしょうか。
北海道を代表する菓子舗で、帯広に本店があります。

偶然、帯広の中心街に入る手前で同店の前をとおり、これまた全員一致で店内へ。

ひとこと「すばらしい」(安い、品数が多い、見たことがないレアな商品がある)!
おまけに店員さんがすごーく親切。
つかず離れずでにこやかな応対は、まるでよいホテルにいるようでした。

店内に併設されているカフェで食べたのが「雪こんチーズ」。
ココアを練り込んだ繊細なビスケットに開けてあるいくつもの穴を、夜半に降る雪に見立てた「雪やこんこ」という名作お菓子の、いわばスペシャル版。
ビスケットのあいだにしっとりとしたチーズケーキをはさんであります。

ビスケットがしんなりしちゃうので、作ってから2時間が賞味期限。
まさに「現地ならでは!」の限定お菓子。
店頭で注文すると、どうやら店の奥の工房で注文にあわせてチーズケーキをビスケットでサンドしてくれたようです。

味はというと……
「うま〜〜」。
なかに入っているチーズケーキの酸味と甘さが気の利いたバランスで、それがサクっとした薄手のミルフィーユのような感触のココアビスケットと、とても合うのです。
これでなんと150円。

それもさることながら、自分はそのパッケージに惹かれました。
シンプルに2色刷りで、数分でフフンと描いたような軽妙なイラスト。
これがググッとこころに残ったんです。
さすが六花亭、数年前のマルセイバターサンドのブレイクに決してあぐらをかかず、淡々とクオリティを追求している感じがして、なんだかゾクゾクしました。


ブリューゲルの絵を思い起こした閉園時間間際の旭山動物園
翌日はまた130kmを戻って「あの」旭山動物園へ。
雪が降りはじめたばかりで、ペンギン行進の準備が整っていなくてがっかり。

しかぁし!
ここにも学ぶべきヒントはあったのでした。
旭山動物園でも、ふんだんにハンドメイドによる付加価値づけがみられましたのです。

たとえば。
動物園や植物園では、あじけないパネル説明というイメージがあるのですが、旭山ではこうしたパネルが全部手作りなのです。

よく見ていると「ああ、これ描いたときにはやる気満々だなあ」「ああ、これ描いたときはもう疲れてたんだろな」とか、想像できたり。
それに較べて、見た目が同じような専門業者製のパネルは「お金かかってそう」とは思えても、どこかよそよそしいんですよね。

見学をすすめていくなかで、ありましたよ! 「雪こんチーズ」なみの名作。
あざらし館のなかで、何頭もいるアザラシの紹介をしているのは、なんと職員の手描きイラストでした。

これがまた味があるんです。
どうですか、このイラストは、むこうからつぶらな瞳がこちらを見つめているようでしょ?

地球野外塾も、やっぱりハンドメイドの要素をいれてあったかみを出していきたいな、と改めて思いました。

パソコンの進歩で、イラストレーターというアプリケーションでイラスト描きたいと思ったときもありました。
でも、そんなことしている時間も残念ながらないし、同じ時間を費やすならば、へたくそでも自分の手で描くほうが想いが伝わるかもしれません。

さむかった北海道で期せず得た収穫は、手作りのあたたかみでした。

2011年11月25日金曜日

「わくわく焚き火デイ」楽しく無事に終了!

 
23日に行った「スワンボートで行こう! わくわく焚き火デイ」はおかげさまですっきりとした好天に恵まれて無事終了しました。

6組15名のご参加者と4名のスタッフがスワンボートで相模湖の入り江の奥を目指しました。

スワンボートが列をなして湖の奥へと向かう様子は、頭のなかではかなりビジュアルなイメージをもっていたものの、実際にその様子を目にすると、どこか間が抜けていて思わずニンマリ。

だれが考えたんですかね、スワンボート。
正面からみる造形も、うしろからみた造形も、なんとも愉快なものです。
また、意外にも「ガチで」漕がないとなかなか進まない。
大人もこどもたちも、そんなスワンボートを楽しんでいただけました。
 
たどり着いた「みの石滝キャンプ場」では、はじめに焚きつけとなる杉の枯れ枝と、薪となる太めの枝をたっぷり集めます。

グループやご家族ごとに自分たちで焚き火を熾すことを試みてもらったのですが、意外にみんなじょうず。
うまく火を大きくできないところは、空気の通り道を確保していないのが原因で、ここを改善したらすぐにいい火が焚けました。

焚き火が安定したら、マシュマロを焼いて食べてみたり、メザシやソーセージをあぶってみたり。
子どもたちはマシュマロを枝に刺して食べることがはじめてだったようですが、楽しかったみたい。
あるおかあさんが「うちの子が“ああ、しあわせだあ”とつぶやいてますよ♪」と食事の準備をしている私に耳うちしてくださいました。

ゆっくりと秋のひとときを過ごしていただけるよう、野菜がたくさん入ったミネストローネスープとさまざまな種類のパン、少しのワインやあたたかい飲み物などのほか、ダンボールで作った燻製、焼きリンゴならぬ焼きバナナもご用意しました。
 
「立つ鳥あとを濁さず」といいますが、焚き火の後始末はとくにたいせつ。

焚き火のあとを見ると、その焚き火を熾(おこ)したひとの品性が伺い知れます。
必要最少限のコンパクトな焚き火のあとは、できる限り完全に燃やし尽くすことがなにより。
みなさん、とってもよくできて、後始末は竹ぼうきで灰をならすだけでした。
 
楽しい時間を過ごさせていただいたキャンプ場をあとにして、帰りももちろんスワンボートで。
傾いた日が湖面に輝いてスワンボートが影となり、夢でみたか実際にみたことがあるのか、と思いまどうようなデジャヴな光景でしたよ。

焚き火は遊びのようですが、じつは人類が生き残ってくるために必要だったたいせつな技術でもあります。
都市部の日常生活では禁止されてしまった技術ですが、日本の山間部や農村、そして漁村などでも焚き火はおおいに役立っています。
また、世界をひろく見れば焚き火なくしては日々の食事ができない国や地域もたくさんあります。
たとえ都市部の日常生活では禁止されていようとも、通過儀礼としてぜひ焚き火を経験してほしい、と願わずにはいられません。
焚き火でからだを暖める、焚き火で調理する、といった体験を、これからも活動に取り入れてまいります。

最後に、スワンボートの利用でお世話になった相模湖畔の勝瀬観光様、また直火を快く許諾してくださったみの石滝キャンプ場様に、こころから御礼を申し上げます。

いっしょにサポートした野外塾のスタッフは、女性の視線でこの活動をブログアップしました。
ぜひご覧になってみてくださいね! → こちら!

2011年11月20日日曜日

スワンボートは楽し! 焚き火もね♪



おととい金曜日に「スワンボートで行こう! わくわく焚き火デイ」の最終下見に行ってきました。
天気予報はあんまりよくなく、寒い朝の出発でしたが、相模湖に着く頃にはぽかぽかと日が射してきました。

湖畔の勝瀬観光さんでスワンボートをお借りして、対岸のキャンプ場を目指しました。

この時期、放水で湖の水位が低下するので、浅いところなどやひっかかるところがないか、を確認する必要があると思ったからです。

やや遅めの紅葉を眺めながら、スイスイと…
と思っていましたが、スワンボートって意外に自重があるので、漕ぎはじめは重いんですね。
だんだんと進み出すと少し楽になり、お子さんといっしょにリラックスして漕いでも30〜40分で着きますよ。

めずらしく、野外塾スタッフふたりでの下見だったので、スローでまったりしたひとときをとっても楽しむことができました。

対岸の「みの石滝キャンプ場」、当日ものんびりと時間に追われないでお過ごしいただけます。
風がそよぐたびにケヤキの落葉が落ちるのをみていると、時間がほんとうにのんびりと過ぎていきます。

ここで焚き火にあたって、マシュマロ焼いたり、ココアを飲んだりする時間が、ご参加いただけるみなさんにとって、とっておきのひとときになりますようにと願っています。

今日は、勝瀬観光さん宛に当日使う装備や食品類を大型ダンボールで発送しました。
からだが心底あたたまるおいしいスープと、楽しい燻製、そして大人のみなさんにはボ○ョ○ーヌー○ーなんかも楽しんでいただければと思って、ダンボールのなかに仕込みました。

まだ、お申込承れます。
ぜひ、ごいっしょに、秋の湖畔でゆっくりと流れる時間をお楽しみください。

2011年11月17日木曜日

早春の風物詩「江戸前 海苔作り体験」募集開始!

おかげさまで定員に達しました。ありがとうございます。(2/11)
(このあとはキャンセル待ちでご要望を承ります。)(12/5)

元海苔漁師・田村保さんから、1960年当時のままの工程で海苔作りを教わります。
豊かな自然と、ひとの創意工夫から生み出された最高品質の手作り海苔。
いまなお東京湾で作られている「海苔」について理解する絶好の機会です。

'12 2月19日(日)雨天中止 小雨実施

昭和37年まで海苔作りは大田区羽田の重要な産業でした。
海苔を刻んで水に溶き、升で木枠に流し込む作業は「海苔付け」と呼ばれ、海苔作りのいわばハイライト。
当時、11月から2月にかけて厳寒の未明に行われたこの手仕事をみなさんに体験していただけます。
自分で作った海苔が天日で乾くのを待つあいだは、海苔巻を巻いて召し上がってください。
旬の「本物の味」を味わってください。
(当日は木更津産の最高級の生海苔を使用します。)
日当たりがよい穴守稲荷神社の境内で、この季節ならでは!の体験を楽しんでくださいね!

集 合:京浜急行空港線「穴守稲荷駅」改札外08:00
【昨年との変更点】
2部制にしました。
第1部 08:00から13:30頃まで。 体験と食事。
第2部 第1部終了後、田村さんからより詳しい話をおききする座談会(13時過ぎから約1時間)。
・体験を重視される方は、第1部が終了したら自由にご散会いただけます。
・第2部は、自由な雰囲気の中で田村さんから当時の海苔作りの創意工夫のようすをおききします。
解 散:第1部のみ:13時過ぎ 第2部:14時過ぎ


参考:京急蒲田駅から穴守稲荷駅までは京急羽田空港線で約5分です。
※快速特急は停車しませんのでご注意ください。
会 場:穴守稲荷神社(京急・穴守稲荷駅から徒歩5分)。
対 象:小さなお子さんからオトナまでどなたでも。
参加費:(食費込)3,000円(4歳以上小学生まで2,500円/3歳以下無料)
定 員:20人 締切:2012 2/16(木)
活動の目的
・日本の伝統食・海苔のことについてもっと知って、親しもう!
・当時のままの海苔作り体験をつうじて、手仕事を見直そう!
持ち物:
・あたたかい服装と履きなれた靴
・タオルまたはハンディタオル(水を使うので、こまめに使うと快適。)
・箸・お皿・おわん→割れなくて軽い樹脂製がお勧めです。
(使い捨て食器をなくすためご協力ください)
・自分で作った海苔を持ち帰るためのビニール袋(19cm×22cm以上)
・レジャーシート(野外での荷物置き用)
・筆記具(2/11追加)
日だまりですが風が吹くと冷えますので服装にご配慮ください。
過去のようすをご覧いただけます。→こちら
ご協力:田村保様 穴守稲荷神社様
主 催:NPO法人地球野外塾

【お申込者用書類
 キャンセル規定などのご確認事項(お申込にあたり必ずお読みください)
PDF版(88KB)
お申込書
エクセル版(29KB)  
PDF版(32KB)


お問い合わせはお気軽に電話 03-3785-4617 

2011年11月15日火曜日

晴天の山頂で「カップ麺」楽しんでいただけました!

横一列でカップ麺を楽しむ参加者の皆さん。
さきの土曜日は好天の下、ひっさしぶりに満員御礼の活動ができました。

週明けの予報では「曇りのち雨」。
ウソ〜、今回もお流れ?とブルーでしたが、当日の朝はなんとすがすがしい秋晴れ。
おかげさまで無事に活動を実施できました。

今回の企画は、紅葉を楽しみながら秋の山頂でカップ麺を食べていただくというもの。

秋になっても冷え込まない日が続き、この時期でも紅葉はまだ早いくらいでした。
この日の天気も上々過ぎて、温かい食べ物のありがたさが感じられないくらい。

それでも、参加してくれた6歳の男の子はランニングシャツ一丁の姿で登りながら「もうがまんできない」とず〜っとぼやいていたので、山の中で食べるカップ麺によっぽど強いイメージをもっていたのでしょう。

山頂でそれぞれご持参のカップ麺を食べたあとは、お茶を飲んでいただきながらカンタンにさまざまな火器(ストーブ)の特徴についてお話ししました。
つぎはぜひ自分たちでお湯を沸かしたり、カップ麺を作ったりすることにチャレンジしてみてくださいね。

最後に問題です。
参加者/スタッフあわせて13名のうち、何名がカップヌードルのシリーズを食べていたでしょうか?

さすがにパイオニアの実力はすごいなあ、と思いました。

2011年11月11日金曜日

名渓堂の役割を継ぐ「アウトドアショップ」。

カモシカスポーツ横浜店の書籍コーナー(同店HPから)
お茶の水駅のそばに、山関係の書籍や出版物を専門に揃えていた名渓堂という書店があったのですが、今年の7月に閉店されて残念な思いをしています。
一時的な閉店のようですが、再開店についてはまだ記されていません。

ネットで本を購入することにだんだんと慣れてきました。
古書は専門のサイトで複数の店舗での状態と価格を一覧比較できるようにさえなり、たいへん便利。
こうした便利さを享受しながら名渓堂の閉店を惜しむのは的外れかもしれませんが、書店には本との偶然の出会いがあります。

ネットでは「知っていた本」をカンタンに手に入れることができるのですが、書店では「いままで知らなかった本」に出会うチャンスが豊かです。
名渓堂の閉店によって、そうした機会のひとつを失ったさびしさを感じていました。

しかし、昨日、カモシカスポーツ横浜店におうかがいしたとき、同店の書籍コーナーが充実していることにおどろきました。
そして、ここでやっぱり本との出会いがありました。
手に入れたのは → こちら
です。

書籍を実際に手に取り、書名と内容があっているのか、読みやすいかどうか、自分のほしい情報が載っているか、を確認したうえで入手できるのはささやかな喜び。
そうした喜びをアウトドアショップで得られるようになったのは、ありがたいことです。

カモシカスポーツは、本店の高田馬場店でも古くから書籍コーナーを設けていて、そのアイディアは草分けになるのではないでしょうか。
いまではおなじように、好日山荘やエルブレスなども各店で書籍コーナーを充実させています。

ネットがいくら普及しても、出版物がもつ情報量や一覧性といった特長は色あせることはありません。
名渓堂の再開店を待ちながらも、アウトドアショップの書籍コーナーのさらなる充実を願っています。

2011年11月10日木曜日

「定番」は時代を超えて輝く。

今日は横浜地区のアウトドアショップへおもむき、秋から来春までの活動案内パンフレットを置かせていただきました。

いつもお世話になっているDAVOS横浜店で、スタッフの方にパンフレットを託してから、少し立ち話。
こういう機会も、たいへん勉強になります。

今シーズンのアウトドアウェアのトレンドは、昔からデザインを変えない「定番」が人気だということです。
そんな話をしているあいだにも、若い男性がカウチンセーターをお買い上げ。
カウチンセーターは、カナダの先住民族であるカウチン族の手編みセーター。
素朴で、ウイットがあって、一生使えるほどじょうぶです。
それにしても、しばらくぶりにカウチンセーターを見ましたが、わずか数分でお買い求めになっていったのには驚きました。人気なんですね〜。

宇宙学者・故カール・セーガン氏がドキュメンタリー番組「コスモス」で着用していたカラーも健在!
そして、この秋に人気があるというのがシェラデザイン社のオリジナル60/40マウンテンパーカ。
カラーバリエーションもディテールも70年代のまんま、いまなおUSメイドです。
ひと頃は、スーツのうえにこのパーカを着たビジネスマンもみかけました。
それくらい使い回しが効いて、いつでも羽織りたくなる超定番。
チャコールグレーと黒のバッファロープレイドが人気だそう。
さらに根強い人気を誇っているのが「重鎮」フィルソン社のシングルマッキーノクルーザージャケット。
ゴールドラッシュの時代、鉱夫の酷使に耐えられるような機能と耐久性を備えた、まさにワークウェアの王様です。
バージンウール100%で緻密に織られたフランネルのような布地は、はじめはまるで「板」のようですが、着ていくうちになじむと、寒さや障害物から自分を守るシールドのようになります。
もちろん、頑固にUSメイド。
自分がフィルソンの製品にオーラを感じるのは、ポケットフラップのうつくしい曲線と、厚くツヤあり塗装を施されたボタン。そしてみっちりと織り込まれた布地の贅沢感。
これらは、ともにフィルソン製品の不変のディテールです。

フィルソンの製品の本当のスゴさは「男をカッコよくしてくれる」カットと縫製です。
細めの男性でも、太めの男性でも、フィルソンの直線的なラインが体型をうまくフォローしてくれます。こんな製品はなかなかないですね。
無骨で所有欲をそそるタグ。

おっと、野郎のことばかりになってしまいましたが、今年こそ雪山デビューしたいと考えている女性への情報もありますよ。
DAVOS横浜店にはアウトドア用品のリサイクルコーナーがありますが、そこでステキな製品を見つけました。
塗装のはげもほとんどなく、即戦投入OKのCAMP製クランポン。
CAMP(カンプ)社のカラフルなクランポン(アイゼン)です。
雪面に食いつきやすいよう出っ歯なのに、トータルで8本歯にして軽量化し、さまざまな長さの靴に合うように調節が効いてワンタッチ装着できます。
足首に回すリーシュバンドは、なんとレインボーカラー。
こんなに楽しげなクランポンは、現行の製品ではそうそうお目にかかることはできません。
仲間からゼッタイに注目される装備になりますよ。
状態がよいユーズドだから、即戦投入できてしかも安いんです♪
2セットありましたから、気になる方は明日は会社を半休して(笑)DAVOSへ直行?

さまざまな名品が一堂に会して、こころに火をつけるのがDAVOS。
DAVOSはオンラインで製品を買うこともできますが、やっぱり店頭でサイズとディテールをよく確かめて、納得の一生ものを手に入れることをオススメします。

お店の場所は… → こちら!

Doors "Light My Fire"
シェラデザインのマウンテンパーカが発表される前年の1967年にヒット。