薩南諸島でのキャンプ、無事終了

3/31午前11時30分。永田岳をバックに宮之浦岳へあとわずか! 

「薩南諸島・原風景野旅」。
本活動は、地震の影響で出発直前まで微妙な判断を迫られましたが、すべての保護者のみなさんのお励ましを得て、無事故で終了することができました。

過去に活動をとおして基本的な野営の技術と長時間の人力移動を経験している方々を対象にご案内する恒例の春休みキャンプ。

参加者は小学生3人、中学生1人、高校生1人、おとな2人の計7名。
うち2名は九州からの参加者でした。

3/27〜4/3にかけての8日間で口永良部島(くちのえらぶじま)と屋久島で活動。
全日好天に恵まれて、じゅうぶんに人力移動の楽しさと充実感を味わうことができました。

活動のあらましは次のとおりです。
  • 3/27 羽田を出発、鹿児島空港から鹿児島中央駅を経て谷山港発のフェリー「はいびすかす」乗船。
  • 3/28 早朝に屋久島・宮之浦港に着後、口永良部島行きフェリーに乗り換えて島内の寝待(ねまち)へ4時間歩く。取り残されたような別天地に湧く最高の温泉で疲れを癒す。
  • 3/29 寝待を発ち、西の湯経由で本村港へ。口永良部島をあとにして屋久島上陸。宮之浦でテント泊。
  • 3/30 白谷雲水峡から縄文杉経由で新高塚小屋泊。
  • 3/31 ブッシュのなかルートファインディングに苦しみながらも九州最高峰・宮之浦岳ピークを踏んで往復。
  • 4/01 新高塚小屋から往路を戻って白谷雲水峡経由で楠川へ。民宿素泊で風呂浴びる。
  • 4/02 楠川から西へサイクリング。一湊(いっそう)の海でたっぷり遊び、楠川に戻って海岸野宿。
  • 4/03 トッピーで鹿児島南埠頭へ戻り、桜島で足湯。19時過ぎに羽田で解散。
活動中の行程は参加者が決め、お金の管理も参加者が行いました。

飛行機代を抜きにして、このキャンプで小学生が8日間で使ったお金はいくらくらいだと思いますか?

山中にいた日が長かったこともありますが、18000円くらい。
うち、鹿児島から各島へのフェリーなどの交通費が約10000円。
残りの8000円で8日間の宿泊費と食費、雑費を賄いました。
ちなみに飛行機代はスカイマークの早期予約割引で羽田・鹿児島の往復約24000円!

リーズナブルに上記の行程をこなした参加者のみなさん、よく工夫しました!

両島のみなさんに親切にしていただいたことや、ひとつの缶ジュースやアイスクリームをシェアしたこと、星降る海岸でテントも張らずに寝たこと、島どれの刺身がこのうえなくおいしかったことなど、ひとつひとつをたいせつな経験にしてくださいね。

この活動は鹿児島県のご後援をいただきました。
鹿児島県離島振興課さま、応援をありがとうございました!
これからも、鹿児島県のすばらしい島々の魅力を伝えてまいります。