2011年12月31日土曜日

まことのみちはかがやきはげしく…

2010.3月 石鎚山山中。
げにもまことのみちはかゞやきはげしくして行きがたきかな。
行きがたきゆゑにわれとどまるにはあらず。
おゝつめたくして呼吸もかたくかゞやける青びかりの天よ。
かなしみに身はちぎれなやみにこゝろくだけつゝなほわれ天を恋ひしたへり。

宮沢賢治

今年一年、お世話になりました。
ご参加いただいたみなさま、ご助力いただきましたみなさまに重ねて御礼申し上げます。

2011年12月30日金曜日

登りたい気持ち、応援します!

あっという間に、明日は大晦日。
最後の最後まで慌ただしいなか、まるでトイのなかを流される水のような気持ちです。

今年は3月の地震にはじまり、9月の台風で多くの方が被害に遭われましたが、そのなかにわたしたちの活動を応援したり、援助してくださった方々もいらっしゃいました。
この暮れにはどうされていらっしゃるだろうか、と思います。

いまできることは、自分のするべきことに注力し、来年が穏やかな、そして実り豊かな年になるようにと願うことです。

そんな私たちが子どもたちに楽しんでもらえる活動としての仕事納めは、DAVOS横浜店のクライミングウォールを使ったクライミング体験でした。
クリスマスイブまで、12月中に6回、合計約150人の方々と体験を分かち合いました。

はじめての方でも楽しんでいただけるよう「チャレンジ! クライミング」と名づけたこの体験活動を行っているうちに、だんだんとこの活動に「クライミング」という言葉がふさわしいのか、考えさせられました。
その理由は…

最年少のお子さんは2歳。
この層が、そうですね、約150人のうちの1割くらいいました。
そのうちのひとり、2歳半の女の子は6回の活動のうち、なんと3週末連続で遊びに来てくれました。

彼ら・彼女らはまだ十分にしゃべることもできないし、背中からはオムツの上端がはみ出しているくらいなのですが、通りがかりにクライミングウォールを発見すると、指差して立ち止まったり、親御さんのそでを引いたりして、登りたい意欲を周囲に伝えるのです。

こうしたようすをみていると、クライミングの「く」の字も書けないようなお子さんにとって、壁を登るというのは「本能」だとしか考えられなくなってきたからです。

この経験は、私にとってうれしい発見でした。
本能で登るみなさんは純粋。
そして、登らせてあげる親御さんにも感心しました。
わたしたちの役割は、というと、不注意で事故をおこさなくてすむように、ごくカンタンな説明をしてあげることと、登りたい気持ちをこころから応援することでした。

わたしたちは、つねにサポーターとしての立ち位置を重視しています。
主役はいつも参加者。
参加者がのびのびと活動し、「応用が効く」体験を積むことができるよう、来年もいっそう充実した活動をこころがけてまいります。

2011年12月8日木曜日

年末はDAVOS横浜店で気軽にクライミングデビュー!

DAVOSのウォールはメンテナンスがよく、ビギナーにやさしいです。
JR桜木町駅から歩いて1分。
すっごく便利なコレット・マーレの4階にあるDAVOS横浜店

アウトドア好きなひとはもちろん、豊かなライフスタイルのヒントを探しているひとにとっても楽しいお店。

ここには高さ3.2m、幅5m+2mのクライミングウォールがあります。
年末のお買い物やお散歩のときに、このウォールに出会ったならば…
「う〜ん、登ってみたい!」という「内なる欲求」を抑えつけずに、ぜひ登ってみてください。
なぜなら、その欲求は人類がこの地球のあらゆる場所に住むことができるようになった原動力とつながっているのですから。

大人もチビちゃんも気軽にクライミングを初体験できますよ。
地球野外塾がそんなみなさんをサポートします。
30分間の完全燃焼にチャレンジしてみてくださいね!

11 12月10日(土)11日(日) 17日(土)18日(日)23日(祝)24日(土)

時 間:各日とも14:00〜17:30最終受付 
(※17日以降は16時の回を行うかどうかまだ未定です。)
対 象:各回ともクライミングしてみたいなあ、というひとならだれでも10名(先着)
料 金:子ども200円、おとな500円


「もっと登りたくなっちゃった」ひとは…
こちらをオススメします!
NPO法人アラジンクライミング
(鶴見区でクライミングジムアラジンを運営するNPO法人です。)
2012 1/22(日)はじめてのクライミング&スラックライン
(クライミングジムアラジン貸切で行う本格的な体験活動です。)


2011年12月5日月曜日

「多摩川で新春50kmサイクリング」募集開始!

うほ、楽しそう! 来年はハッピーにスタートしたいね♪

絶滅危惧種・悪ガキの見本!
こんな乗り方はいかんです!(でも楽しい♪)
お正月でなまったカラダを目覚めさせよう!
つめたく清らかな年明けの空気のなか、多摩川に沿って50kmサイクリング。
ファミリーや仲間でいっしょに、多摩川河口・羽田の鎮守「穴守稲荷神社」を目指そう。
'12 1月15日(日)雨天中止
集 合:09:00 小田急線・和泉多摩川駅(16時頃同所で解散予定)
対 象:小学3年生くらいからオトナまでどなたでも。
参加費:4,000円(レンタサイクル代含む)
 ※自転車持ち込みできます。参加費から2000円減額します。
行 程:和泉多摩川駅から寄り道しながら羽田の穴守稲荷神社へ! 多摩川の0mを確認したら、また寄り道しながら(笑)和泉多摩川駅へ。 がしがし乗らずに、楽しく50km自転車に乗る「自転車ハイキング」じたてです。
定 員:10人 締切:2012 1/12(木)
活動の目的
・さむーい季節でも運動しよう。
・長い距離を移動できる自転車の可能性と自分のちからを再発見しよう。

持ち物:◎ぜったい! ○あればよりよい
◎すぐに脱ぎ着できる上着
◎タオルまたはハンディタオル
◎飲み物(ペットボトルなどに入れて500ML以上)
◎軽食(お菓子やスナック、菓子パンなど)
○長ズボンのひとは裾止め
○お金(1000円くらい)
○ヘルメット
○サイクリンググローブ
※わからないことはご遠慮なくお問い合わせくださいね。
風が吹くと冷えますので服装にご配慮ください。
ご協力:有限会社サイクルリンク
主 催:NPO法人地球野外塾

【お申込者用書類
 キャンセル規定などのご確認事項(お申込にあたり必ずお読みください)
PDF版(88KB)
お申込書
エクセル版(29KB)  
PDF版(32KB)

年明けはクライミングで「福をつかめ」!

今年こそいい年にしたい!
新しいこと、はじめてみよう!

そんなみなさんに最適!
ゲームに勝った方に「福」賞品さしあげます。
'12 1月22日(日)
「ビギナーズクライミング&スラックライン」
参加者募集開始です

ボルダリングは子どもでもからだひとつで登れるシンプルさが魅力!
ロープクライミングはコワいと思う気持ちをコントロールするフレッシュな体験
 



スラックラインはクライミングとおなじく、奥がふかーい!

クライミングやってみたいなぁ。スラックラインやってみたいなぁ。
でも、初めてだからなんか気が引けるんだよなあ。

親子でやりたいんだけれど、子どもがちいさいからなあ。
そんな悩みスッキリ解決できます!

横浜市鶴見区の「クライミングジム・アラジン」を貸し切って
クライミングとスラックラインの楽しさと奥の深さを体験してみてくださいね!

「この活動の5つのユニークなポイント」
1. 貸切だから回りを気にせずマイペースで練習できる!
2. 未就学の小さなお子さんでも体験できる! 
3. わかりやすく、すぐに安全にクライミングを楽しめる説明 
4. ボルダリングとロープクライミングを一度に体験できる
5. バランス感覚を磨くスラックラインが体験できる




この広いクライミングジムを貸し切りますので、思う存分トライできます。
'12 1月22日(日)
集 合:JR鶴見線・安善駅 改札外 08:30(12時解散)または
 クライミングジム「アラジン」に08:50までに直接集合可。駐車場あり。
参 考:JR鶴見駅発8:20乗車で8:29着 本数少ないのでご注意ください。
クライミングジムの所在地:横浜市鶴見区朝日町1-39

対 象:かんたんな安全説明を理解できる未就学児からオトナまでどなたでも。
おひとりでのご参加もできます。

活動地:横浜市鶴見区朝日町1-39 クライミングジム「アラジン」
参加費:未就学児〜中学生3500円、高校生以上4000円
 高校生以上はクライミングシューズのレンタル料を含みます。
中学生以下は希望者にクライミングシューズをレンタルします(500円)。
定 員:10人(最少催行人数8人)
締切:1/21
活動の目的
・シンプルなスポーツでからだを動かすことを思いっきり楽しもう!
・自分もがんばり、ひとのがんばりを応援することも楽しもう!
持ち物:
◎飲物(ペットボトルに入れること)
◎タオル
◎中学生までは学校で使っている上履き
(大人はクライミングシューズを無料レンタルします。 )
◎動きやすい服
○かんたんな軽食
(ジム内に飲み物の自販機あり。コンビニへは往復10分かかります。)
当日の予定
09:00〜11:00 安全説明ののち、ボルダリングとロープクライミング
11:00〜11:50 スラックライン
12:00 活動のまとめ、解散
主 催:NPO法人 地球野外塾
ご協力:クライミングジム「アラジン」、NPO法人 アラジンクライミング
過去の活動のようすは… → こちらでご覧いただけます。

★お申込者用書類
お申込書
エクセル版(29KB)  
PDF版(32KB)

  キャンセル規定はご一読ください。クライミングジム利用登録書は1〜2ページを参加者分プリントして、必要事項をご記入のうえ当日お持ちください。

お申し込みはお電話/ファクス 03-3785-4617

2011年12月4日日曜日

冬晴れの下「ハンドメイドクリスマスリース」終了!

試行錯誤を繰り返すみなさん、ステキでしたよ!
子どもたちは倒れたクルミの木への木登りにハマってました。
冬日に赤い実は明るく輝き、リースに彩りを添えてくれます。

はじめて会ったご参加者どうしが帰路に歓談するようすは、私たちの喜び。

地球野外塾の2011年最後となる主催活動「親子で作ろう! ハンドメイドクリスマスリース」は、最高の天気に恵まれて無事終了しました。

昨日の下見で懸念していた水たまりも、朝にはうんとマシになっていてひと安心。
なによりも、雲ひとつない晴天に、こころも晴れました。

とはいっても、12月。
子どもたちのあいだでは、カゼやウイルス性疾患が流行っているようで、この日も急な発熱などでお越しになれないご家族がいらっしゃいました。
早く治りますように!

いっぽうで、11月の活動には発熱でくることができなかったお子さんたちが、この活動にはリベンジでいらっしゃっていただけました。
こうした「つながり」が私たちにちからを与えてくれます。

さて、この日の流れは、まずリースのベースとなる葛のツルを採取することにはじまり、草の実や花のほか、クリスマスらしいアクセサリを飾りつけました。
ツルの採取をはじめてから約5時間にわたって、すごい集中力でクリエイトしてました。

ほんとにクリエイトという言葉がふさわしいくらいに、オトナも子どもも、苦闘していました。
いったんはくみ上げたベースをもう一度ばらして巻き直したり、つけた飾りを外して別のレイアウトにしたり。

あるご参加者がおっしゃっていました。
「こうしてなにかを作ることって、ほんとに少なくなりましたよね。
でも、いちから創り出してこんなにりっぱなリースができるなんて思いませんでした。」

ほんとにその通りです。

私たちは、ふだんの生活でなにか作って飾ること、すっごく少なくなってしまいました。
機会として少なくなるだけならばいいのですが、自分がお伝えしたいのは「自分で作ってもどうせきれいにできるはずがないや」とあきらめてしまってはもったいないということです!

クラフトはじめ手作業は自分のいまの気持ちを表す、と私は思います。

みなさんがクリスマスリースを作って驚いたとしたら、それは「クリスマスリース」のリッチなボリュームにではなく、そのクリスマスリースを作ったご自身のいまの気持ちになのではないか、と感じました。
この日に作られたリースはみなさんのご自宅を飾るだけではなく、おばあさんに送られたり、お父さんに贈られたりするために作られたリースもありました。
クリスマスって、やっぱりなんだかいいものですね。
このリースはおばあさんへ!
このリースは、お留守番のお父さんへ!
来年も「自ら体験し、感じる」機会を鋭意ご提案し、みなさんとごいっしょしたいと希望します。

今年最後の活動にご参加いただき、ほんとうにありがとうございました。
こころから感謝申し上げます。

2011年12月3日土曜日

雨後の下見に想うこと

ひとはいろいろ悩んでも、三本柳はずっとこの場所で多摩川の増水に耐えてきました。
見習うところアリ。
今日は半日よく雨が降りました。
朝は寒かったけれど、雨があがった昼からは一転して気温が上がりましたね。

路面が乾きはじめるのを見計らって、MTBで明日の「親子で作ろう! ハンドメイドクリスマスリース」の最終下見に出かけました。
過去に、この場所での活動で前日に雨が降ったという例がなかったので、ねんのため。

現地に着くと、多摩川の水量が多いのにびっくり。
上〜中流ではかなり雨が降った模様。

葛のツルを採取するところは大きな大きな水たまりが。
秋の台風でこの場所自体が水流で流されたので、地場が低くなっているのが災いしたようです。
さいわい、導線に影響はなさそう。

つぎに、みなさんにゆっくりしていただく通称「三本柳」の広場に移動、ここは下地に大きな影響はないようでした。
あとは明日早くから気温が上がり、さっさと乾いてもらいたいと願うのみです。
多摩川のうえを渡る小田急線の灯りをみながら、一瞬ほっと気を抜きましたが、暖かい気温ゆえに指先もホカホカで少し報われた気持ちになりました。

こうして、下見をしているとフシギな気持ちが交錯します。
川の管理というのは、非常にわかりにくいうえに、管理しているのか、管理していないのか、よくわからない。
水際の活動は、神経を使うことがとても多いです。
国交省の河川管理事務所に届け出たり、活動地になる自治体に届け出たり、求められるままにぬかりなく届け出はしているものの、肝心の利用地は、というと草ぼうぼうのまま。

また、こうしてなんども下見したり、届け出をしたり、買い出しをしたりする手間を考えると、ほんとによく考えて企画しないと赤字。
それでも、ていねいにやることが大切だし、それが野外塾らしい、と思います。

帰路に、活動地のそばで「都せんべい」という手作りのおせんべい屋さんを見つけ、わずかな枚数ですがお土産にしました。
明日は「ハンドメイド」の楽しさを感じていただきたい活動を実施するから、験(げん)をかついで。
シンプルでなつかしい味のおせんべいでしたよ。
手作りのせんべい、少なくなりましたよね。
唐辛子が明日へのいい刺激になりました。
準備も終わり、このブログをアップしたら、少し助成金のことを手がけたのちに休むことにします。
それでは、明日、ご参加者のみなさんに楽しんでいただけますように。

2011年12月2日金曜日

私たちの海・東京湾が育む海苔の魅力

冬日を背に、多摩川河口へと自船を走らせる田村さん。
11月も半ばを過ぎると水温が下がって、海苔の生育に適した時期となります。
寒い日が1週間も続くと網についた海苔の種がよく成長し、海苔収穫最盛期の幕開けとなるこの時期、いちばん最初に収穫・加工してできた海苔を新海苔といいます。

新海苔は、そのシーズンはじめの気温や海の状態によってできばえが左右されますが、柔らかく、香りが高く、ほのかに甘いというすぐれた特徴があるので珍重され、卸ではご祝儀相場で高く取引されます。

来年2/19に実施する「江戸前海苔作り体験」(定員まであとわずかとなりました!)で海苔作りを教えてくださる元海苔生産者の田村保さんから「新海苔が入ったのでおいで」とおっしゃっていただき、羽田にある田村さんのお宅におじゃましてきました。
田村さんのいとこにあたる方が木更津で海苔漁をされていて、そこでできた新海苔がサンプルとして送られてきたのです。
さっそく新海苔のお相伴にあずかりました。
あたたかいご飯にのせて食べると、炊きたてのご飯の蒸気でいっそう新海苔の香りがたち、旬の食べ物ならではの実力を感じました。
「江戸前海苔作り体験」でも、今シーズンに採れたばかりの木更津産の海苔(田村さんのいとこの方が作ってくださる海苔!)を味わっていただけます。
楽しみにしていてくださいね!

試食後は多摩川河口に田村さんがしかけた道具に「天然海苔がついているかどうか」を確認するために船で出発。

現在の海苔の生産は業者から仕入れた海苔の種を網に仕込み、それを生育させたものを採取するという方法をとっています。
それに較べて、江戸時代の海苔生産は、海の中に竹の枝をさかさにたてたタケヒビという道具に天然の海苔の種が自然に付着して成長したものを採取していました。

昨今、多摩川をはじめ東京湾の水質がよくなっているため、田村さんは昔のように天然の海苔の種が再びついて成長するだろうか、ということに関心をもち、海苔漁を廃業して40年以上を経た平成17(2005)年に、多摩川河口のある場所へ実験的に昔ながらのタケヒビを仕込みました。
その結果、やはり予想どおり天然海苔がつくことが確認できて、以来、毎年10/1に決まってタケヒビを仕込んでその年々の海苔のつき方や成長の具合を観察し続けています。

今シーズンはじめての観察となるこの日、その場所にいったところ…
ジッコがついたタケヒビ(クリックで拡大、ピンクのひらひらした部分が天然海苔)
ありました、ありました!
りっぱな「ジッコ(地元の天然種の)」の海苔がついていました!
「お、ついてた!」と田村さんも喜んでいらっしゃいました。
今シーズンの海苔は、例年に較べて暖かい日が続いたため、成長が遅いそうです。
でも、羽田のジッコは波に洗われないので、柔らかく高品質なんだとか。

東京湾の湾内・木更津で高品質の海苔が作られていることは、私たち首都圏に住んでいる者でも、あまり知らないこと。

私たちの食卓になじみ深い海苔について知ることは、身近な自然環境や産業について造詣を深めることでもあります。
ぜひ、海苔作り体験をつうじて、楽しく知的好奇心を満たしていただければ、と願っています。
帰り際に田村さんからいただいた多摩川産のボサエビ。
ありがたい自然の恵みです。
わけぎと紅ショウガを刻み入れてかき揚げに。
エビの目の点々がみんなこっちを向いているようで罪の意識を感じましたが…
ガブッと噛むと上品なエビの香りがたちのぼりました。