「世界遺産・熊野古道雲取越キャンプ」無事終了。

5/4 熊野灘の日の出。長い山旅のはじまり。
5/4 大雲取越の舟見峠そばから望む熊野灘。
5/4 この日の宿泊地・小口へと急ぐ。
5/4 熊野古道は石仏との出会いも楽しみのひとつ。
5/5 小雲取越中の名所・百間ぐらから望む南紀の山々。
5/6 大斎原(おおゆのはら)の大鳥居へようやく到着。長い道でした。
5/2晩から5/6にかけて、9名のご参加者と2名のスタッフで熊野古道・雲取越を那智から本宮へと歩くキャンプが無事終了しました。
今回の参加者のうちで子どもはひとりだけ、あとは成人という野外塾としてはめずらしい構成のチームになりましたが、みなさん一丸となって和気あいあいとキャンプをすすめることができました。

出発日の5/2はなんと熊野エリアは大雨。
乗る予定の夜行バスも、経路のうちの何ヶ所かが雨による通行止めで迂回する可能性があるなど、スタートからしてスリリング。
 フタを開けてみると雨による迂回はなかったのですが、何ヶ所もの交通事故による大幅遅延により、 予定を4時間近く上回って5/3の12時近くに勝浦町に着きました。

この日は那智山上の那智大社、青岸渡寺、そして那智の滝を参拝。
 那智駅から那智山方面に向かうバスの車中からは、昨年夏の台風の傷跡が生々しく残っているのが見えました。
改めて、こころからお見舞い申し上げます。

2日めからはずっと天気に恵まれ、予定どおり大雲取・小雲取越を越えることができました。
歩き慣れない子どもは大苦戦していましたが、2日がかりで30km以上の山中をがんばって歩きとおしました。

熊野はいつも一筋縄ではいきません。
熊野をやすやすと歩くことは、どんなひとでも難しいのです。
でも、それが熊野の魅力でもあります。
熊野山中ならではの美しい苔、山中の石仏さま、そして那智から本宮へと歩いて、熊野三山のすべてを回った達成感に参加者のみなさん全員が喜んでいらっしゃいました。

それはそのまま、主催者の喜びでもありました。

みなさん、ほんとうによくがんばりました。お疲れさまでした。