2013年2月18日月曜日

自ら学びとる子どもたち!「江戸前海苔作り体験」無事終了しました。

日陰で半分凍った海苔をとる作業は、オトナでもツラい。
未就学児でも刃物を使って切る! できるんです。
早くに刃物を使わせると「切る」ことはあっても「kill」することはなくなる!
海苔作りのハイライトともいえる「海苔つけ」の作業。
じょうず!
お昼は自作海苔巻。
ちっちゃなお子さんでも5本食べた!というツワモノがいました。
ちなみに自分は2本でギブアップ。
小さなお子さんでもしっかりと巻けます。
こちらが負けます。
すっごい熱意で学び取る子どもたち。
もうイスから飛び出して講師席にがぶり寄りです。
細かくていねいにおそうじしてくれるお嬢さん。
「おーい! ありがとーーう♪」
午後の日差しを受けて元気な子どもたちの陰が伸びる。
君たちの将来にいつまでも幸あれ!と思わず祈りたくなりますね。
昨日は晴天に恵まれて、36名様(うちお子さんが19名)のご参加者と昭和37年まで実際に海苔作りをしていた田村保さんと栗原繁正さん、4名様のボランティアスタッフ、2名の地球野外塾スタッフあわせて44名で賑々しく早春の風物詩「江戸前海苔作り体験」を実施でき、無事終了しました。

今年6年めになる海苔作り体験は過去最多のご参加者に恵まれました。
当初は20名定員だったのですが、たいへんお問い合わせが多く、急遽スタッフを増員して可能な限りご要望にお応えしました。

晴天にはなったものの早朝の冷え込みはたいへん厳しいものでした。
前夜の気温が低いままでいるのを見越してそのまま倉庫に入れておいた生海苔は、予想していた以上に気温が下がったため常温解凍にならず、朝になってもカチンコチンのまま。
「海苔取り」の作業に使っていただく「海苔がついた網」を張る準備では、ゴム手袋をした手があまりの冷たさでちぎれそうに痛かったのですが、手をゆるめると網がたるんで海苔にゴミがつくので気が抜けません。
この準備が終わってゴム手袋をぬいだら、指がろう人形のようになっていました。
急性の凍傷になったかとびっくりしたくらいです。
こりゃ子どもたちも大苦戦するだろうと思いましたが、意外にがんばって海苔取り作業に奮闘してくれました。
そのあとは東からカーッと照りだした太陽の光に応援されながら海苔切り、海苔つけ、海苔干しと順調に作業が進んだのですが、新たな問題が。意外なことに薄い雲が広がってきたのです。

これだとせっかく干した海苔が乾ききらずに「泊まり」と呼ばれる夜越しになってしまうと懸念したのですが、12時過ぎるとふたたび青空が戻ってきて1時間遅れでようやく海苔が完全に乾き、みなさんに自作の海苔を帰っていただくことができました。
めでたし、めでたし。

この日、特筆できるのはお子さんたちの「学ぶ姿勢」がとーっても旺盛だったこと。
まさに「食いつく」ように、どん欲に学ぼうとしていました。
自分で作った海苔巻を食べる昼食の後に、シアター形式で田村さんから当時の海苔作りの話をきいたときのこと。
「特等席だよ」といって、試しに数脚のイスを田村さんの真ん前に置いたらこれが大人気。これを機会に全員が予想以上に田村さんと接近して話をきく体制ができ、田村さんのほおが思わずゆるんでいました。
そりゃそうですよね、ちっちゃなキラッキラ光る眼の子どもたちが、自分の話を食い入るように聞いてくれる用意をしてくれたら、だれでも「冥利に尽きる」というものじゃないですか。

もうひとつ。
お子さんたちの「お手伝い意欲」がたいへん旺盛でした。
きっかけを作ってくれたのは、野外塾の活動に何度もきてくれている小6の女の子。
この子は、すーっととけ込むようにお手伝いをしてくれるのです。まるでお手伝いという気がしないくらいに自然に。
すると、お姉さんのやり方を見て年下のお子さんたちがまるで自分の役割を楽しむようにあと片づけやらおそうじやらさまざまなお手伝いをすすんでしてくれました。
こういうムードができるのはうれしいものですね。
最後にとったアンケートで、あるお母様が「お手伝いにかけては子どもたちにかないませんでした」と書いてありました。

海苔作り体験は野外塾の活動のなかでも、もっとも短時間のあいだの作業数が多い複雑な活動です。
だからこそ、さらに洗練させて、わかりやすく、体験密度が高い活動を目指すことができると思います。

それにしても、子どもたちの「学ぼう」とする意欲に、「世の中捨てたものではないな」と思えた一日でした。

後日ご参加いただいたお母様からメールをいただきました。
先日は、海苔作り体験参加へのご配慮を頂き、ありがとうございました。
今回も参加できてとても楽しかったです♪
更にグレードアップされていて、説明もとても分かりやすかったです。
また、和気あいあいといった雰囲気が、地球野外塾さんの持ち味ですね(^^)

                        

寒かったですが、勉強になるだけではなく、とても心温まる一日を本当にありがとうございました。
田村様、スタッフの様に感謝です☆

                        

自然の中で「生きている実感と喜び」を体感できることを主眼に置いた活動は、子供たちが成長する上で大きな力となり、財産となることと思っています。
これからも、野外塾さんの活動を楽しみつつ親子で共に、様々なことを考えていきたいと思っています。
ありがたく拝読させていただきました。
私たちもご期待に背かないようにがんばります。
ご参加いただきましたみなさま、そしてご協力いただきましたみなさま、ほんとうにありがとうございました!