2013年4月30日火曜日

地図と磁石を使いこなそう!「石老山読図ハイク」募集開始!

 
あなたは方位磁石が使えますか?
手持ちの地図を読み切ることができますか?
身近な山で、読図の知識とテクニックを身につけましょう。

都心に近い中央線・相模湖駅からアプローチできる石老山(せきろうざん・標高694m)。

石老山は一般ルートならば子どもでも気軽に頂上にたどり着けます。
けれども、石老山から東に伸びる尾根は地図に道の表記もなく、この道から石老山にたどり着くためには地図を読む基礎力が必要になります。

さあ、ゲーム感覚で楽しくトライ&エラーを繰り返しながら、地図と磁石の使い方を身につけちゃいましょう。
石老山の頂上からは、天気がよければまるでごほうびのように富士山が見えます。
地図と磁石を使えれば、これからの山歩きがもっと楽しくなりますよ!

復路はご希望に応じて、この日に自分が歩いた稜線が一望できる渡り舟を利用することもできます。

'13 5月12日(日)あと4名承れます(5/11)
  または19日(日)最少催行人数に至らない+悪天予報で中止(5/16)
(各日日帰り/悪天中止)
集 合:JR中央線 相模湖駅 改札外 08:3009:20(15:30相模湖駅で解散予定)
※ご参考:高尾始発008:20 下り普通甲府行き9:05下り普通大月行きに乗車すると便利です。
対 象:地図をみながら登山をできるようになりたい方ならどなたでも。小学3年生くらいから地図読みをゲーム感覚で楽しめると思います。
活動地:神奈川県・石老山
行 程:相模湖駅からバスで三ヶ木(みかげ)方面乗車、高塚山経由石老山頂上。
予想歩行時間正味5時間。標高差400m。体力的には初心者でもだいじょうぶ。一部に歩きにくい荒廃した道があり、注意を要します。
昨年のようすは → こちらからご覧いただけます。
参加費:5000円/人 交通費は別途実費
ご参考:新宿〜相模湖間は京王線とJR利用で片道540円、往路バス290円、復路バス190円または渡し船600円(すべて大人料金・小学生以下は半額)
 
定 員:8人(最少催行人数3人) 締切 5/9(木)または5/16(木)
活動の目的
・地図と磁石の基礎的な知識と使い方を身につける。
お持ち物:
◎動きやすい服装と履きなれた靴(ふだんの山道よりもちょっと荒れた道も歩きます)
◎タオルまたはハンディタオル(こまめに使うと快適。)
◎雨具(いざというとき用/上下セパレート型だと最高)
◎お弁当とお菓子
◎飲み物
◎プレート型コンパス(磁石)
○国土地理院発行1/25000地図(与瀬と青野原)
→こちらでコピーを用意しますが、ご自身でお求めになるのはよい経験になります。
○レジャーシート
 この活動で地図について学んだあとは
次の問題がすんなり解けるようになるはずです。

【問題】つぎの地図には実際には存在しない道が誤って記載されています。
どの道だと思いますか? 活動当日、実際にこの地域を歩いて答えを知ることができます(クリックで拡大/国土地理院サイトから引用)。
【ヒント】道幅と傾斜の関係に注目。

「この先行き止まり」の標識がある高塚山山頂。この先から登ってきます。
地図読みができるひとの特権です。
主 催:NPO地球野外塾
★お申込者用書類
キャンセル規定などの確認事項(お申込にあたり必ずお読みください)
PDF版(88KB)
お申込書
エクセル版(29KB)  
PDF版(32KB)


お問い合わせはお気軽に03-3785-4617 

2013年4月23日火曜日

2013初夏の「奥多摩ナイトハイク」募集開始♪

親子で、仲間どうしで自然の営みの雄大さを分かち合いましょう!
【ご参加者のみなさまへ最終ご連絡(5/31)】
雨具のしたくをしっかりとされてください。日曜日は下山中に降られるかもしれません。
いちばんよいのはゴアテックスなどの防水透湿性のセパレート型雨具。
でも100円ショップのものでもよいです。その場合は破れやすいので2組もってきてください。
折り畳み傘もすごく快適ですが、足下が滑りやすいので山中歩行時は注意!

昼と夜はほんらい表裏一体、そこに境目はないのですが、昼から夜に変わり、夜から朝に変わるシームレスな大自然の流れを目の当たりにすると、自分が万有引力で地球に「くっついて」いて、地球といっしょに動いてくることが実感できます。

都心からごく身近なところで、そんな体験をできるのが
この「奥多摩ナイトハイク」

幻想的な夜の山道歩き、きらめく夜景と神々しい朝日が待ってます!

悪天以外は実施するので天候条件によっては夜景と朝日を見ることができないこともあります。
あらかじめご了承ください。


山登り初心者でも安心・つらくない行程で、日常では感じることができない知られざる山の魅力を体感できます。
宿泊は気がねなく楽しめる「貸切の」山小屋です。

'13 6月1(土)午後2(日)午前 悪天中止
おかげさまで定員に達しました。ほんとうにありがとうございます。(5/28)

集 合:6/1 
JR新宿駅西口交番前13:50南口改札内15:00 またはJR青梅線・御岳駅改札外15:4516:45
(茶色部5/9変更)
 
参考:当日15:22新宿発の青梅行き特別快速に乗るとこの時間です。

解 散:6/2
 日の出町・つるつる温泉10:30(予定)
 JR五日市駅や新宿駅などへの引率可能です。お申しつけください。
 参考/つるつる温泉から五日市駅へバス頻発。所要20分。
対 象:年長さん程度からオトナまでどなたでも。
      親子はもちろんお子さんだけ、大人の方だけでもご参加いただけます。
活動地:御岳駅〜御岳ケーブルカー経由で日の出山〜日の出町つるつる温泉
参加費:9,500円(小学生以下8,500円)宿泊と2食、保険、ケーブルカー代とも。
 ※自宅から御岳まで、御岳からケーブルカー下までのバス代、つるつる温泉からの交通費別。

定 員:16人
行 程
 6/1 集合後、バスとケーブルカーで御嶽山へ。
約90分夜道を歩いて日の出山。山頂至近の貸切山小屋で夕食をとって就寝。
山頂は東に開けていて好きなときに首都圏側の夜景を見ることができます。

 6/2 早起きしてご来光を楽しんでください。
 朝食後、約120分の山歩きでつるつる温泉着、解散。
貸切で宿泊する山小屋の全景と内部。すてきでしょう?
(ともにMAPPLE.netから引用)
活動の目的
・ありのままの夜の自然を体感する。
・いちにちの自然の移り変わりのハイライトを体感する。
・山小屋で過ごす夜を楽しみ、山で泊まることに慣れる。
持ち物:ご自分の食器、飲物(ペットボトルに入れること)、タオル、動きやすい服、かんたんな軽食など。
※参加者に詳細をご連絡します。

★お申込者用書類
キャンセル規定などの確認事項(お申込にあたり必ずお読みください)
PDF版(88KB)
お申込書
エクセル版(29KB)  
PDF版(32KB)


主 催:NPO法人 地球野外塾

お問い合わせはお電話 03-3785-4617

2013年4月17日水曜日

日和田山「菜の花」ハイク、無事終了!

男坂の岩場を登る4歳の男の子。
日和田山の途中にある鳥居は絶好のビューポイントです。
巾着田に降りてくるとさっきまでいた日和田山が親しげに見えます。
菜の花に包まれたお昼寝もこの活動の醍醐味のひとつ。
寝ころがって見上げる菜の花は、どこかやさしげです。
先週末の4/13、14の両日、奥武蔵の日和田山と巾着田を活動地にしたハイクが無事終了しました。

4/13(土)は6名のご参加者(うちお子さん2名)と2名のスタッフ、14(日)は18名のご参加者(うちお子さん10名)と4名のスタッフでした。

本来は「日和田山お花見ハイク」だったのですが、桜前線の北上が予想外に早くて桜はすでに散ってしまったあとでした。
お花見ハイクの名目で2月中にお申込が定員に達していたため、活動の2週間前にすべてのお申込者に連絡して状況を説明、無料でキャンセルできる旨をお伝えしたのですが、9割以上のお申込者がそのままお申込を続行、当日お越し頂けました。

桜は散ってしまいましたが、菜の花は見頃。また両日ともに好天に恵まれて奥武蔵らしいのんびりした春の日をご満喫頂けました。

奥武蔵のよいところは奥多摩に較べてひとが少ないところ。
また、地形がマイルドなのでよりビギナーの方々が親しみやすいところですね。
日和田山がある高麗は、大陸から帰化した方々が万葉の時代から住んでいたところです。
そのせいか、とてもおだやかな印象があります。

標高305mの日和田山を、岩場がある男坂から登って女坂を下山、巾着田でお弁当を食べて帰ってくるというシンプルなハイクですが、お子さんたちには全員にローテーションで先頭を歩いていただきました。
先頭を歩くと後ろについて歩くだけではわからないことがたくさんあります。
そうした経験が気を引き締めたり、当事者意識を強くするものです。

野外塾の中でも敷居が低い活動ですが、帰ってきて数日のあいだにたくさんのお礼のメールが届きました。
こういうことも意外にめずらしいのですが、ご参加者のみなさんにとって、そして保護者のみなさんにとって、当事者意識をもてるアウトドア活動はやはりこころに残るのではないか、と思えます。
昨日はありがとうございました!
お天気も良くて、最高のハイク日和でしたね。

菜の花畑の中で昼寝するなんて、初めての経験で、本当に嬉しかったです。
自宅からそれほど時間をかけずに来ることができるのに、
自然の中でハイキングもできて、のんびりまったりすることもできて、
帰りにも温泉にも入れるなんて、すごく素敵な場所だなと思います。

他のみんなもとても楽しかったようです。
温泉や帰りの電車の中でも、
「楽しかったね~」と、ずっと盛り上がっていました♪
また次の機会に皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!

娘ふたりがお世話になり、本当にありがとうございました。
二人とも本当にすがすがしい顔をしていました。
菜の花のところで皆でお昼寝をしたこと。
海老澤さんのいびきが一番大きかったこと。
頂上の眺めが最高だったこと。
長女が派手に転んだこと。
などなど、楽しく話を聞かせてもらいました。
次女は翌日に用事がありましたが、
「用事がなければ日曜日も行きたい。」と夜まで興奮ぎみで…。

自然と触れ合う素晴らしさはもちろんですが、
海老澤さんご夫妻やOLのお姉さまがたとのふれあいの中からも、
二人は多くを吸収したことと思います。
またこのような機会があればぜひ参加させたいです。

後日、娘たちをガイドに日和田山へ行ってみるつもりです…。
ありがとうございました!

先日は大変お世話になりました。
ギャーギャー騒ぐ息子を温かく受け止めて下さりありがとうございました。

普段父親が不在がちで私一人ではできないなと思っていた憧れの登山を、
この日は皆様のおかげで楽しく体験することができました。
お天気も良く、山も登りがいがあり、皆様も温かく、大変楽しい一日でした。

お写真もありがとうございました、息子達と楽しく拝見しています。

これからもご参加者が当事者意識をもって経験値を積み重ねられる小さなしくみをちりばめた活動を続けていきます!

ご参加者の皆様、ボランティアスタッフの皆様、ほんとうにありがとうございました。 

2013年4月8日月曜日

シェアハウス・TENTMENTでの楽しいひととき。

TENTMENTには本格的な厨房設備があって大人数の料理もノーストレス。
住民のみなさんがていねいに下ごしらえした食材が、おのずと楽しい宴を約束してくれます。
風は強かったものの空はとてもきれいでした。
それぞれのカメラでそれぞれのショットをどんどん撮っていました。
昨日は、港区高輪にあるシェアハウス・TENTMENTで、住民のみなさんが企画した自主的でホームメイド感あふれる「第1回アウトドアカフェ」というイベントがあり、お招きをいただいて楽しんできました。

このシェアハウスは、コンセプトと施設がアウトドア好きなひとたちに合わせて作られています。
地球野外塾は、このシェアハウスを仕掛けた安田不動産からまだ施設名も決まっていない初期の段階に「アウトドアに興味がある顧客のニーズに合う設備はどんなものなのか?」という相談を受けて、とくに水回りの設備などについてアドバイスをした経緯があります。

今回の自主イベントは、アウトドアに興味があるけれど実際は「はじめの一歩」を踏み出すことがなかなかできないみなさんと、どんどんアウトドアを楽しんでいるひとたちのマッチングを図ることが目的でした。
このイベントスタッフのうちの数名が入居後すぐに地球野外塾の活動にご参加いただいていたこともあって、お誘いを受けました。

入居者のみなさんとごいっしょに楽しく飲んだり食べたりしたあとは、屋久島や熊野古道で撮った写真を巨大なモニターで見ていただきながらプレゼンテーションしたのですが、とくに屋久島の宮之浦岳登山やサイクリングに興味を持たれた方が多いように感じました。
ほんとは身近な首都圏にもたくさんいいところがあるので、そうしたところもご紹介したかったのですが、それはまた今度。
地球野外塾としては「必ずできる」「いますぐ応用可能」な知識や情報、技術をお伝えしていきたいと思います。

TENTMENTは先月に入居受け入れからちょうど1年を迎えましたが、50人いた初回入居者のうち残っているのは20名あまりで、新しい方々ががどんどん入居されています。
意外に入退居が早いことに驚きました。
新しい入居者のみなさんに対しては、古参の入居者の方々がつかず離れずフォローしている様がまるで部活動のようで、見ていて微笑ましかったです。

若い頃って、いろいろ楽しいですよね。
同じ方向を向いている仲間と知り合えると、その楽しさにまた輪がかかります。
私たちも、そんなみなさんの側面支援をしていければいいな、と思っています。

2013年4月5日金曜日

プラスチック製バックルに見る「道具」の進歩。

70年代後半からでしょうか、アメリカ製ザックの開け閉めバックルやヒップベルトのバックルに工業用プラスチック製バックル類が採用されはじめました。

この使いやすさの衝撃は忘れられません。
それまで店頭で主力だったヨーロッパ製のザックに採用されていた金属製のバックル類はあっという間に駆逐されました。

今日の好天下でザック類の乾燥をしたところ、これらプラスチック製のバックル類にも製造年とともに少しずつ変化が見られることがわかったので、ザックに使われているバックル類のうち最大のウエストベルト用バックルを例にとって見てみます。
すべてナショナル・モールディング社の製品です。


96年製のバックル。モデル名はLOCK MONSTER。
シンプルです。



98年製のバックル。
オスの形状が複雑になっていますが、ANTI-BREAKの文字が入っていました。
以前の形状だと、オスのバックルの突出部が折れたりしたんでしょう。
オスのモデル名はSTEALTH、メスのモデル名はWARRIORと、オスとメスで違うモデルを採用しているのがDANA DESIGNらしい。ともにカッコいいモデル名。




05年製のバックル。基本的にオスの形状は上記のSTEALTHを踏襲しています。
モデル名はROCK LOCKSTER。ちょっとナンパな名前です。
オス・メス側ともに肉抜きがされて軽量化が図られていますがいちばんうえのモデルが30g、まんなかと肉抜きされたこのモデルはともに40gと初期に較べて10g重くなっていました。
また、このモデルではオス、メスの左右が上記2モデルと変わっているのがもっとも大きな変化ですね。

ナショナルモールディング社は総合ファスナーメーカーですが、こうしたサイドレリーズ型バックル(メスに噛んだオス側バックルの横側を指ではさむことによって解放するバックル)で特許を申請しています。 → こちら

こういうことを真剣に考えている人たちが、私たちの日々の生活を便利にしてくれるんですね。

ちょっとした比較でしたが、これら3モデルでじつは使い勝手に大きな変化はあまり感じません。LOCK MONSTERではすでにバックル全体が人体のカーブに沿ったゆるい曲線状の形になっていて、「アメリカ人てすごいなあ」と思いました。
個人的には形状の差よりも、樹脂の柔らかさによるのでしょうか、「パチコン」とはまるバックルか、モッチリとはまるバックルか、の方が使用感の差を感じます。
自分はモッチリはまるバックルがより好きです。

ゴールデンウィークに行く熊野古道雲取越キャンプでも、こうしたスモールパーツの進歩がきっとストレスの蓄積を防いでくれます。
800年前に雨中の熊野古道をたどってあまりのつらさに泣きがはいった藤原定家一行も、もしゴアテックスや現在のようなよいザックがあったら……
そんなことを思いながら定家が歩いた熊野古道をたどるのも一興です。

2013年4月4日木曜日

ユースホステル VS ゲストハウス。

旅の朝は早いものです。
快適な一夜を過ごした尾道・フジホステルを未明に出発。
(右手の入り口から灯りがもれているところ。)
旅を安くあげるために、テントや野宿ばかりが能じゃありません。

安くて快適な屋根つきのお宿に泊まることは、旅の疲れをリフレッシュして、さらなる旅を続けていくためにたいせつなことかもしれません。
旅のエイドステーションみたいなものですね。

さて、私たちが大学生になるくらいまでは、安宿の代表はユースホステルでした。
ユースホステルは同じ年代の旅行者が情報交換したり、書込み帳から情報を得たりできたうえ、ミーティングという「集会」が夕食後にあったりして、どんな女の子が今日はいるのかなあ、なんてちょっとドキドキしたりしていました。ミーティングが目当てでユースホステルにいくひとたちもいたし、「あそこのミーティングはおもしろいよ♪」と名物ミーティングがホステル利用者のあいだで評判になったりしたのです。
いっぽう、このミーティングはクセモノで、気どったヤツが置いてあるギターなんかを手にして弾き語りなんかはじめたときには、もう凍りつくというか、針のむしろというか、場をすべてリセットしたいと思ったものでした。
こんな感じだったので、どんなによいユースに泊まったあとでも翌朝に出発すると「シャバの空気はおいしいのう!」とひととき開放感にひたったものです。

現在、後進でおそらくユースホステルと同じような役割を果たしつつあるのはゲストハウスです。
地球野外塾の春のロングキャンプでは過去、昨年は那覇市の「ドミトリー沖縄」を、今年は道後温泉の「ふじ屋」と尾道の「フジホステル」を利用しましたが、どの施設も快適でした。
ゲストハウスではミーティングなるものはなく、したがって針のむしろに座っているような心地になることはあり得ませんが、同時にトキメキを感じる機会もありません。
でもゲストハウスのオーナーのお人柄によっては、さまざまな制約がなく、水回りや共有スペースがきれいで、臨機応変なご対応によって快適な時間を過ごせます。
たとえば混んでいるときでも共有スペースに布団を敷いてくださることで予約をとっていただけるなど、市場の原理が強く働いているんですね。
ただ、真偽のほどはわかりませんが、宿泊者の財布を狙うオーナーがいるゲストハウスもあるという話をききましたので、できれば情報収集を。

安宿の魅力は「安い!」「安全!」「宿泊の予約がとりやすい!」「清潔!」そして「感じいい!」「水回りがよい!」「便利なところにある!」といったところですが、さて今後これらの命題を満たしていくのはどんな形態の宿泊施設なのでしょうか。

地球野外塾が5/2から5/6に実施する「世界遺産・熊野古道雲取越キャンプ」では、紀伊の山中深くにはいる細道をたどります。
テントでのキャンプに慣れていない方は、民宿や公共施設、ロッジなどさまざまな「リーズナブルなお宿」に泊まっていただくことができます。
どれも、地球野外塾が厳選した快適なお宿ですので、「安宿の魅力再発見」にも最適ですよ♪

2013年4月3日水曜日

瀬戸内でのキャンプ、無事終了しました。

70数kmのしまなみ海道。
尾道からはるばる来て最後に6kmある来島大橋を渡れば、そこは四国。
冷たい雨が降る日でした。
(来島大橋の橋上にて)
こころが折れるような坂を上ることもしばしばでしたが……
(因島フラワーセンターへの上りにて)
坂を上がれば景色が広がる。
坂を上りきれば下りが始まる!
(因島・水軍ロードの激坂のいちばんうえにて)
生活用具いっさいとともに自転車に乗ったキャンプでした。
(生口島大橋を渡り終えた直後の園地にて)
瀬戸内は広く、深い。
いちどで概念を把握するのは到底無理な話。
(弓削島の久司山から尾道方面を望んで)
携行したテント(つぅかタープ)はGoLiteのシャングリラ8。
軽さとシルナイロンの扱いやすさがこのキャンプにピッタリでした。
(弓削島の松原海浜キャンプ場にて)
3/24夜から31にかけての1週間のキャンプが、4名の中学生と3名のスタッフで無事終了しました。

キャンプ経験者を対象にした恒例の春キャンプで、今回のキャンプの条件はしまなみ海道またはとびしま海道を自転車で渡りきることで、そのほかの活動場所はすべて参加者が決め、また時間管理やお金の管理もしながらキャンプを続けるという内容。
じゃ、私たちスタッフはなにをするか、といえば、参加者の経験不足を補うサポートに徹しました。

オプション的な条件やキャンプ中の悪天なども加わって、参加者にとっては判断が難しかった場面がたくさんありました。
そんなとき、参加者が下した判断は「水は低きに流れる」という表現がピッタリということが多く、スタッフとしては歯がゆかったのですが、若い人たちの経験というのはそれでも積み増されていくものです。

個人装備と共同装備が入ったザックを背負い、今日のような冷たい雨の日もあったしまなみ海道を本州の尾道駅から四国の今治駅まで渡りきるひとはごく稀。
行き交うほかのサイクリストも驚いていました。
いまのサイクリングの風潮は軽量化・高速化ですから「あり得ない」光景なんでしょう。

自転車に乗っていた6日間のうち、自分が先頭を走ったのはトラックと並走する狭い尾道大橋の側道を走ったわずか15分だけ。
あとは参加者たちがローテーションで先頭をとりました。
ハンドサインを駆使しながら先頭を走る参加者の姿はみな、すばらしいものでした。
親御さんが見たら、きっと感慨で胸がいっぱいになったことでしょう。

このキャンプの行程は以下のとおりです。

3/24(日)夜 曇
東京駅八重洲口から深夜バスで出発。
3/25(月) 晴
早朝に岡山着、JRで尾道に行き、自転車を借りてしまなみ海道へ。向島の尾道マリンユースセンターで泊。深夜、参加者のひとりが合流してフルメンバーになる。
3/26(火) 晴
しまなみ海道を走り、伯方島の船折瀬戸キャンプ場泊。
3/27(水) 雨
しまなみ海道を走り、今治駅で自転車をデポ。バスで道後温泉へ。1泊2000円のドミトリー泊。
3/28(木) 曇
バスで今治駅へ戻り自転車を得て今治港からフェリーで上島町弓削島へ。松原海浜キャンプ場泊。
3/29(金) 晴
弓削島内を自転車で回る。松原海浜キャンプ場泊。
3/30(土) 晴
弓削島からフェリーで因島へ。自転車で尾道へと戻り尾道の1泊2500円のゲストハウス泊。
3/31(日) 曇
6:05に尾道を発ち、青春18きっぷを使って19:35に品川着、解散。各自出迎えなしで自宅に戻る。

全行程はこちらの地図でご覧いただけます。 → こちら

このキャンプを終えて改めて思うことは、しまなみ海道サイクリングロードは世界に誇れるサイクリングロードであるということです。
1日500円という廉価で貸し出してくれる自転車のギアは「内装8段」。
そのギアでなんとかアップダウンできる比較的マイルドなコース設定になっています。

それでも、これからしまなみ海道を訪れる方々にお勧めしたいのは、このサイクリングロードから外れてそれぞれの島々で「裏道」を走ってみることです。
厳しい坂道が待ち構えていますが、すばらしい景色と、あたたかな地元の方々との出会いもまた待っています。
私のこころに残ったのも、高速サイクリストが眼もくれずに通り過ぎていく場所ばかりでした。

このキャンプでは地元のみなさまとの接点でいやな思いを一度もしませんでした。
21世紀の日本でほんとうにこころ豊かな生活をしているのは、見知らぬ人間にも親切にすることができるこうした方々なのかもしれません。
日本再発見・人間再発見にもなった、かけがえのない1週間でした。

後日子どもたちを送り出してくださった保護者の方からメールをいただきました。
写真アルバムありがとうございます!
なんと素晴らしい景色!
素晴らしい仲間!
本当に有意義な旅ですね‼
みなさんの行いに天気が味方したようですね。

懐かしい道後温泉前での愚息の成長に、感慨深くなりました。
本当にありがとうございました。
サポートのみなさんと一緒に経験を積んだ貴重な仲間に、感謝します。 

毎回毎回こちらのヤキモキに関わらず平気な息子が、今回は「旅のレポート提出日いつだっけ?」と何度か聞いてきたり(取りかからなくても気にする様子が見えかくれです)少し意識が変わった部分がみうけられました。

また、海老澤さんが毎回きっちりとオーガナイズして下さるお蔭で「安全にキャンプを楽しむ」ことも理解したと話をしていました。
参加者のみなさん、お疲れさまでした。
参加者を送り出していただいた保護者のみなさん、スタッフのみなさん、親切にしていただいた地元のみなさん、ほんとうにありがとうございました!

Eric Clapton "Back Home"