2013年4月3日水曜日

瀬戸内でのキャンプ、無事終了しました。

70数kmのしまなみ海道。
尾道からはるばる来て最後に6kmある来島大橋を渡れば、そこは四国。
冷たい雨が降る日でした。
(来島大橋の橋上にて)
こころが折れるような坂を上ることもしばしばでしたが……
(因島フラワーセンターへの上りにて)
坂を上がれば景色が広がる。
坂を上りきれば下りが始まる!
(因島・水軍ロードの激坂のいちばんうえにて)
生活用具いっさいとともに自転車に乗ったキャンプでした。
(生口島大橋を渡り終えた直後の園地にて)
瀬戸内は広く、深い。
いちどで概念を把握するのは到底無理な話。
(弓削島の久司山から尾道方面を望んで)
携行したテント(つぅかタープ)はGoLiteのシャングリラ8。
軽さとシルナイロンの扱いやすさがこのキャンプにピッタリでした。
(弓削島の松原海浜キャンプ場にて)
3/24夜から31にかけての1週間のキャンプが、4名の中学生と3名のスタッフで無事終了しました。

キャンプ経験者を対象にした恒例の春キャンプで、今回のキャンプの条件はしまなみ海道またはとびしま海道を自転車で渡りきることで、そのほかの活動場所はすべて参加者が決め、また時間管理やお金の管理もしながらキャンプを続けるという内容。
じゃ、私たちスタッフはなにをするか、といえば、参加者の経験不足を補うサポートに徹しました。

オプション的な条件やキャンプ中の悪天なども加わって、参加者にとっては判断が難しかった場面がたくさんありました。
そんなとき、参加者が下した判断は「水は低きに流れる」という表現がピッタリということが多く、スタッフとしては歯がゆかったのですが、若い人たちの経験というのはそれでも積み増されていくものです。

個人装備と共同装備が入ったザックを背負い、今日のような冷たい雨の日もあったしまなみ海道を本州の尾道駅から四国の今治駅まで渡りきるひとはごく稀。
行き交うほかのサイクリストも驚いていました。
いまのサイクリングの風潮は軽量化・高速化ですから「あり得ない」光景なんでしょう。

自転車に乗っていた6日間のうち、自分が先頭を走ったのはトラックと並走する狭い尾道大橋の側道を走ったわずか15分だけ。
あとは参加者たちがローテーションで先頭をとりました。
ハンドサインを駆使しながら先頭を走る参加者の姿はみな、すばらしいものでした。
親御さんが見たら、きっと感慨で胸がいっぱいになったことでしょう。

このキャンプの行程は以下のとおりです。

3/24(日)夜 曇
東京駅八重洲口から深夜バスで出発。
3/25(月) 晴
早朝に岡山着、JRで尾道に行き、自転車を借りてしまなみ海道へ。向島の尾道マリンユースセンターで泊。深夜、参加者のひとりが合流してフルメンバーになる。
3/26(火) 晴
しまなみ海道を走り、伯方島の船折瀬戸キャンプ場泊。
3/27(水) 雨
しまなみ海道を走り、今治駅で自転車をデポ。バスで道後温泉へ。1泊2000円のドミトリー泊。
3/28(木) 曇
バスで今治駅へ戻り自転車を得て今治港からフェリーで上島町弓削島へ。松原海浜キャンプ場泊。
3/29(金) 晴
弓削島内を自転車で回る。松原海浜キャンプ場泊。
3/30(土) 晴
弓削島からフェリーで因島へ。自転車で尾道へと戻り尾道の1泊2500円のゲストハウス泊。
3/31(日) 曇
6:05に尾道を発ち、青春18きっぷを使って19:35に品川着、解散。各自出迎えなしで自宅に戻る。

全行程はこちらの地図でご覧いただけます。 → こちら

このキャンプを終えて改めて思うことは、しまなみ海道サイクリングロードは世界に誇れるサイクリングロードであるということです。
1日500円という廉価で貸し出してくれる自転車のギアは「内装8段」。
そのギアでなんとかアップダウンできる比較的マイルドなコース設定になっています。

それでも、これからしまなみ海道を訪れる方々にお勧めしたいのは、このサイクリングロードから外れてそれぞれの島々で「裏道」を走ってみることです。
厳しい坂道が待ち構えていますが、すばらしい景色と、あたたかな地元の方々との出会いもまた待っています。
私のこころに残ったのも、高速サイクリストが眼もくれずに通り過ぎていく場所ばかりでした。

このキャンプでは地元のみなさまとの接点でいやな思いを一度もしませんでした。
21世紀の日本でほんとうにこころ豊かな生活をしているのは、見知らぬ人間にも親切にすることができるこうした方々なのかもしれません。
日本再発見・人間再発見にもなった、かけがえのない1週間でした。

後日子どもたちを送り出してくださった保護者の方からメールをいただきました。
写真アルバムありがとうございます!
なんと素晴らしい景色!
素晴らしい仲間!
本当に有意義な旅ですね‼
みなさんの行いに天気が味方したようですね。

懐かしい道後温泉前での愚息の成長に、感慨深くなりました。
本当にありがとうございました。
サポートのみなさんと一緒に経験を積んだ貴重な仲間に、感謝します。 

毎回毎回こちらのヤキモキに関わらず平気な息子が、今回は「旅のレポート提出日いつだっけ?」と何度か聞いてきたり(取りかからなくても気にする様子が見えかくれです)少し意識が変わった部分がみうけられました。

また、海老澤さんが毎回きっちりとオーガナイズして下さるお蔭で「安全にキャンプを楽しむ」ことも理解したと話をしていました。
参加者のみなさん、お疲れさまでした。
参加者を送り出していただいた保護者のみなさん、スタッフのみなさん、親切にしていただいた地元のみなさん、ほんとうにありがとうございました!

Eric Clapton "Back Home"