2013年8月23日金曜日

「食うために捕る」発想。

自然のなかで生き物を捕るのには、いろんな理由があります。
そのなかで、個人的にいちばん理にかなっていると思えるのは「食うために捕ること」。

調べたいから、飼いたいから、という理由で生き物を捕ることももちろんあるでしょう。
そうした理由が子どもたちに寄与していることもたくさんあります。
でも、捕られて死んでいくものたちがいちばん「活きる」のは、食べられるためではないだろうか、と思うのです。

3人の小学生。
手に持ったのはカラッと揚がった素揚げの沢ガニ。
キャンプの朝早くから「沢ガニ見つけた! 食べられる?」
と聞かれました。
え? と我が耳を疑うと同時に頼もしく思えました。
昨今、捕った生き物を食べてみたいという子どもは意外に少ないからです。

もちろん、沢ガニ食べなくてもこれらの子どもたちは死にません。
でも、捕ったものを食べるという発想は野性的で好感がもてました。

サッと熱湯にとおして雑味をとった沢ガニを、すかさず油で揚げました。
私も、もげたカニの手を「お裾分け」していただけましたが、小指のつま先の半分ほどの大きさであるにもかかわらず、カニの上品な香りがしました。

ひとりに1匹くらいの量でしたが「うめえ、うめえ!」の連呼でした。

過去の沢歩きをした参加者のなかで沢ガニを食うという発想を実現したのははじめてです。
日本料理などでは意外に食べられる食材なので、みなさんも機会があればぜひ。

次には「ヘビを食いたい」という発想がでてこないか、少し心配しています(笑)。

2013年8月10日土曜日

絵から想像する子どもたちそれぞれの「沢歩き」。




関東ではいよいよ夏らしくなって、連日の猛暑。
(いっぽう、東北地方などでは連日の大雨で夏どころではないところもあり、手放しで喜べない複雑な心境。)
「奥多摩はじめての沢歩き」も連日ご参加者に喜んでいただいております。

重なるときには重なるもので、沢歩きに参加した4人のご参加者から絵手紙が届きました。

そのうちひとりは6歳の女の子。
次のおふたりは5歳と4歳の小さなおねえさんと弟さん。
そしてもうおひとりはハンディキャップをもった12歳の男の子。

絵手紙や絵日記は、表現したい内容がダイジェストになるので、描いたひとがなににこころを動かされたのか、がよくわかる場合があります。

一番上の絵を描いた6歳の女の子は、飛び込みをしたことが印象的だったようです。
お母さんからは「ライフジャケットの大切さが彼女なりにわかったようでした」と私たちの活動の主旨に沿うようなうれしいコメントをいただきました。
次のおねえさんと弟さんは、足がつかないところで泳いだことや、ろーぷ(ロープ)で引っぱってもらったこと、カニなどがいたことが印象に残ったんでしょうね。
お母さんからのコメントによると、弟さんはいつも「待ってー」「できなーい」といってすぐにおねえさんやご両親を頼るクセがあったらしいのですが、この日は率先して先頭を歩いたので「隊長」と呼ばれたことがすごくうれしかったらしいです。

4番目の絵を描いたのはハンディキャップがある12歳の男の子。
倒木があったり、支流が流れてきたりするところを、自分の想いどおりに歩いたことがきっと印象に残ったのだ、と感じられます。
自分はハンディキャップをもったお子さんといっしょにいる経験が不足しているため、この男の子がリアルタイムで考えていることを察知することはほとんどできませんでした。
しかし、こうして絵日記をいただくとその心のうちを垣間みることができそうです。

社会人になりたての頃、非言語コミュニケーションについて興味をもち、少し本を読んだことがありますが、そこでは記されていなかった「絵」というツールも、重要なコミュニケーションツールですね。

描きたくなったから描いちゃう!という感じが伝わってくるそれぞれの絵から、真夏のきれいな水遊びが子どもたちにとってどんなに楽しい思い出になるのか、を改めて再認識しました。

明日も沢に行ってまいります!
絵を届けてくださったみなさん、ありがとうございました。