2013年11月11日月曜日

封筒型寝袋の新しい潮流。


寝袋には、大きく分けてふたつのタイプがあります。
形でわけると、ミイラのような形になるマミー型と、シャキーンと長方形な封筒型。
保温材でわけると、温かくて小さく収納できるけれど高価な羽毛入りと、その逆の合成繊維入り。

従来、封筒型の寝袋は初心者用として扱われており、羽毛入りは見当たりませんでしたが、このところ羽毛を使っている封筒型寝袋が出回っています。
封筒型寝袋は、寝るときに首元がぱっくり開くことと、足下を絞っていないので断熱効果が十分でないため、たとえばボックス型のバッフル(寝袋内で断熱材を小分けにして格納する小室)を採用したり、首回りをドローコードで締めることができるようになっていたり、と対策を練って、封筒型ならではの(マミー型に較べてよりお布団に近い)リラックス感を重視しながらも断熱性も得ようとしています。

その最高峰が国産メーカーNANGA(ナンガ)から発売されているドリームナチュレというモデル。ともに厳冬期でもいけそうなスペックを誇ります。いい値段しますが、ウェブマーケットでの実勢価格は数万円単位で安くなっています。
そして同じく国産メーカーISUKA(イスカ)から出ているダウンプラスレクタ350というモデルとダウンプラスレクタ200は、お値段もスペックも、多くのキャンパーにとってより現実的。

そして、エアマットで有名なサーマレスト社からもべンチュラダウンコンフォーターという新しい発想の寝袋が発売されました。
こいつは、寝袋にエアマットを連結して敷き布団にしてしまいます。

これらに加えて、たとえばCocoon(コクーン)社のシルク製ライナーを併用すれば、アウトドアで一日中汗や泥にまみれたウェアで寝袋に滑り込んでも、ライナーだけ洗えるのでいつまでも寝袋は汚れません。天然素材をいちばん肌に近いところに使えば、潜在的な疲労が避けられるほか、化繊アレルギー対策にもなると思います。

封筒型寝袋におけるこうした新しい試みは、たとえシビアな登山でも、より快適に過ごすことができる可能性を秘めています。
また、キャンプに行きたい人たちの裾野を広げることにも寄与しそう。
しばらくはこうした流れで、さらに使いやすい封筒型寝袋が市場にでてきそうな気配。

マミー型が苦でないひとたちにとっては全然役に立たない情報ですが、たとえば「一度でいいからキャンプしてみたいわあ」なんていうシニアの方にも、すばらしい一夜を過ごしていただくことができるかもしれません。
こうした製品は、あとは発想次第です。

自分はとりあえず「(マミー型寝袋は)狭苦しくてつらい」といっていたかみさんにたっぷりと羽毛が入った封筒型寝袋を提供して、北八ヶ岳で冬山テントデビューさせてあげたいな(いや、テントデビューさせてしまおうw)と考えています。