花よりも団子よりも、遊びが一番。「日和田山お花見ハイク」無事終了。

巾着田の桜も菜の花も見頃でした。感謝。
地球野外塾のハイクは未就学児にも地図読みを促します。
わからなくてもいいんです。慣れです。
小川飛びに興じる子どもたち。
小さな手でたいせつに持つ採りたてのつくし。
4/6(日)、13名様(うち小学生以下のお子さん7名様)と2名の地球野外塾スタッフで「日和田山お花見ハイク」が無事終了しました。

当日は上空に寒気が入り込んで午前中から大きな積乱雲が確認できるきわどい天気でした。
しかし、日和田山登山中は雨にあわずにすみ、巾着田で昼食をとるときに冷たい風が吹いてパラリときた程度で済みました。
この時間、都内ではかなりの雷雨だったらしいですが、私たちは辛くもなんとか逃げ切れたといえるでしょう。

桜はまさに見頃で、菜の花と好いコントラストを作っていました。
しかし、子どもたちが巾着田でなによりも喜んだのは、教科書でしか見たことがないつくしを採ることと、小川をジャンプすること。
小川の流れ際に生えているつくしを採ろうとがんばり過ぎて逆さまになって川にはまる子どもがいたり、子どもと一緒になっておっかなびっくり小川を飛び越えるお母さんがいたり、と傍から見ていてそれは楽しそうなひとときでした。

自分で採ったつくしをお母さんに炊いてもらってつくしご飯を食べてみたい、という女の子に対して、どこで習ったのでしょう「カサがひらいているからこれは食べられない、これは食べられる」とアドバイスしてくれる少し年上の女の子(それでも小3)がいて、採ったものを「食べる発想」をもつ野性的な子どもたちが目の前にいることにオドロキを感じました。いっぽう、お母さんは「つくしをじょうずに炊けるかプレッシャー。」とつぶやいていたのが笑えました。お気持ちわかりますよ。

採ったものを食べるという発想は、できれば忘れないで欲しいことだと思います。
採る・狩る発想は、必要なモノをお金で売買するよりも原初的な発想だからです。

後日ご参加いただいたお母様からメールをいただきました。
昨年には見ることが出来なかった満開の桜を見ることが出来て大満足でした。
子供達も私も昨年より楽に登ることが出来、ちょっと成長したかな?
と思います。
写真も毎回家族で眺めながら思い出話に花をさかせております。

この日もまた、私たちにとって発見に満ちたいちにちとなりました。
ご参加いただけたみなさま、ほんとうにありがとうございました。