2014年5月10日土曜日

案内される自然・自分で感じる自然。



上の写真は2枚とも昨日撮影した秩父の名峰・武甲山です。
撮影した場所は2枚とも数10歩しか離れていません。

武甲山それ自身が名峰のオーラをもっているので、自分は2景ともそれぞれに武甲山らしい趣きがあるな、と思いますが、はじめてご覧になる方にはだいぶ印象が違うのではないか、と思います。いかがですか?

武甲山はセメントの原料となる石灰岩採掘のために山容がひとの手によって大きく変わってしまったという負の歴史があります。
しかし、いまなお武甲山は秩父のランドマークであり、神々しい偉容で麓の里を見守ってくれているように思えます。

私たちの仕事では、自然をあるがままにお見せするだけがよいとは思っていません。
ひとと自然は似ていて、善し悪しが第一印象で決まってしまうとその印象を覆すのはなかなか容易ではありません。
だから私たちは活動地となるところのよい部分がどこなのか、をよく考えて、そのよいところに焦点を当てていきたいと考えています。
羽田の田村さんとおつき合いしてからは特に、自然の魅力を翻訳してくれるひと=わかりやすく伝えてくれるひとがいると自然の魅力の伝わり方は大きく変わると感じています。

体験が写真と違うところは、自分自身でその自然を多面的に五感を使って感じることができる点です。
写真ではトリミングできた電信柱や堰堤を実際に隠すことはできませんし、全体的なムードや匂いも写真には写りません。
だから、場所選びとそこで何をするのかというソフトは大切です。

ご家族や友だちと、あるいはひとりっきりで「またここに来たいな」と思っていただけるように自然とみなさんの間の橋渡しを私たちが担うことができればな、と願っています。

いくつかの下見をしてきました。もう少し練って、みなさまにご提案させていただきますね。