2014年5月12日月曜日

絶好の天気で「谷川岳日帰り登山」無事終了。

「いまから行きまーす」
まずはピッケルの使い方を練習しよう。

こんなことも練習しましたよ。もちろんご参加者が。
谷川岳はふたつの頂上があります。トマの耳とオキの耳。
語源は諸説ありますがそのなかに「手前の耳」「奥の耳」という説が。
わかりやすいです。
オキの耳とトマの耳の鞍部にある岩で遊ぶ高2男子。
肩の小屋から続く雪田を下り天神平(○印)へ至る登降ルートが全て眺められました。
高度感ある下りですが、初心者にやさしい雪質でした。
ここは落ちられないところ。
下りの要所要所ではていねいにキックステップをしていました。
こういう慎重さはとってもたいせつです。
お疲れさまでした!
昨日5/11は中部山岳地帯がすっぽりと高気圧に覆われるという絶好の天気に恵まれ、谷川岳への日帰り登山をご参加者2名様(うち1名が高2)と2名のスタッフで無事終了しました。
小学生の頃から野外塾にきてくださっている親子さんですが、息子さんの成長には驚かされます。礼儀も正しくて、まるで若木のようにしなやかで伸びやかな青年に育っているのは、偏にご両親様によるのでしょう。

例年以上に多い雪と悪天予報で4月から設定していた活動日がのびのびになっていましたが、3度目の正直となりました。
当日は微風がそよそよと吹き、オキの耳で40分ノンビリしていてもまだいたくなるほどの天気。
なかなかこういうよい天気と休日が合う日はありません。
そのうえ、GW過ぎの1週めということもあってか、空いていて快適至極。
最初から最後まで360度の展望に恵まれ続け、春山の恵みを神様に少しお裾分けしていただけたような幸せな気持ちで、全員が名残惜しい気持ちを抱きながら下山しました。

天神平に着いたらまずピッケルを使って滑落停止の練習。
ご参加者の飲み込みがとっても早いので、ふつうの滑落停止のほかに下り中にアイゼンをひっかけて頭から滑落したときの対応も練習しました。

天神平から谷川岳ヘの登路は、熊穴沢避難小屋までのトラバースがいちばんいやらしいところ。
足場が割合にしっかりしているので慎重にいけば問題ないですが、もし誤って滑り落ちればタダではすみません。
往復ともこの場所には集中を促しました。

肩の小屋からは非常に大きな雪田が残っていましたが、雪は腐っていてキックステップがよく効き、下りでシリセードしても最大傾斜線に沿ってそのまま吹っ飛んでいって終了、という心配がなく、スタッフがスポッターに入りながら豪快な尻セードを楽しんでもらえました。

谷川岳や周辺の上越国境の山々がすばらしいのは、景観のなかに林道や高圧電線が入ってこないために、とっても原始的な風景を楽しむことができること。
その反面、上越新幹線が通ったため上越線の在来線の便がいやがらせかというくらい悪くなって、この山域に公共交通機関を使って入ることがとても難しくなってしまいました。
昔は上野で飲んで夜行に乗って、朝早くから旧道を辿るという日帰りが十分可能で、土合駅の幅広い階段一杯に登山者が登って行く姿がいまはウソのようです。
愛すべき上越の山々にどのようにアクセスして、どのように身近に感じていただくのか、大きな課題を痛感しながらも、改めてこの山域の魅力に驚かされた一日でした。

後日ご参加いただいたお母様からメールをいただきました。
先日は、とても良い山行となり、本当にありがとうございました。
おかげで、図らずも嬉しい母の日のプレゼントを貰ったと感じました。
息子も海老澤さんからのお話だと文句も言わずに付き合ってくれるのでとても有難いです(^-^)
また、見神さんのお人柄が、素晴らしく楽しく!
もし良ければ今後、一緒に山に行けたら良いな!と思いました。
写真もどれも美しく、楽しい1日を何時でも思い出せます。

子供さん主体の活動など、もし息子が手伝えることがあれば何時でもこき使ってやって下さい。

ご参加者のおふたり様、終日ありがとうございました。
また、私の古くからの山の先輩にはいつものことながら休日を費やして活動をサポートしていただき、ほんとうにありがとうございました!