「はじめての木登りとツリーハウス」無事終了&悪天中止。

6/20(土)から21(日)にかけて「はじめての木登りとツリーハウス」を実施、泊りプランの1家族3名様(うち小1が1名)と日帰りの8名様(うち年長さんからの小3までのお子さん4名)あわせて11名と、地球野外塾スタッフ2名、お世話になった体験民宿自然郷東沢の赤岩ご夫妻様とお子さんたちで賑々しく無事終了しました。
21日は定員いっぱいのお申込があったのですが、雨天だったため日帰りの活動は中止させていただきました。残念!
体験民宿自然郷東沢で登れる木は、美しい小沢に沿った何本ものハナモモの木と、がっしりした栗の大木。
ハナモモの木はスタートアップに、栗の木はステップアップにと、バランスよく使い分けられます。
それらのそばにはステキな大岩があって、「子どもたちが気づけば」岩遊びができます。
栗の木のそばにはロープとハンドメイドのブランコがぶらさがっていて、これらも子どもが試行錯誤できる適度なスリルがあります。

20日に参加してくれたお子さんたちは全体的に歳が小さかったせいか、ハナモモの木にはすぐに登らなくなって、この岩に気づいて登りはじめていました。
自分は、子どもたちのこうした発想転換をいつも好ましく思います。
子どもたちは見えないつながりで触発し合っていて、ひとりの子どもが感じた楽しさは、ほかの子たちにもすぐに伝染しますから。

岩に飽きた子たちが「ロープぶら下がっていい?」とか「ブランコやっていい?」と大声で聴いてくるから、こころのなかでは「キミたちが気づくのを待っていたのです♪」と思いながらも「オッケー。」と返せば、あとはおまかせ。

ロープがぶら下がっているところが栗の木なので、栗の木に興味をもったであろう時期を見計らって、お昼づくり。
栗の木登りは午後のお楽しみ。
お昼ご飯は、間伐材を活用した経木のお弁当箱に、それぞれ好き勝手におかずとご飯を詰めていただく方式。
さわやかな木の香りが和風の献立にマッチするこのお弁当は、おかげさまで好評です。


午後はたっぷりと栗の木の木登り。
ハーネスとロープを着けて確保しながらの木登りですが、ツリークライミングではありません。木登りです。確保は万一の転落に備えるだけ。
登るのもコワいけれど、ロープを信じて木からぶら下がるのもはじめはだれでもコワいもの。
でも、慣れるとそれも子どもたちには楽しいようです。
順番を待っている間のハンモックも同じくらい楽しそうに見えましたが。


ローテーションで登っていると、あっという間に日帰り組はお別れの時間。
お泊まり組の時間がやってきますが、轟く雷鳴とともに篠つくような突然の大雨。
赤岩さんの玄関先にある大ひさしの下に逃げ込ませていただきました。

この場所、お気に入りなんです。
どんな天気でも、頑強な構造物のなかにいるとそれを肌感覚では感じられない。
かといって、かんかん照り、雨、雪にそのまま晒されるのもツライ。
そんなとき、半分屋外で半分屋内のような大ひさしは最高のシェルター。
コンパクトなたき火をしながら、夜も朝もこの大ひさしのお世話になりました。
寝るときは、もちろんツリーハウスでしたよ!

手つかずの自然には、眼を見張るような魅力があります。
いっぽうで、里山という言葉があるように、人と調和を保った自然にもとても魅力があります。
この10年を振り返って、自然と人との橋渡しをそっとお手伝いいただけるチャンスは意外に少ないことがわかりました。
体験民宿自然郷東沢は、首都圏から至近なのにそんな希少なチャンスを楽しめる場所として、みなさんの気軽なご利用をお勧めできます。
HPは → こちら


後日ご参加いただいたお母様からメールをいただきました。
息子のあまりのアウトドア感のなさに愕然としましたが、火をたいたり、お弁当を食べたり、本来の目的とは違うところでとても楽しかったようで、「また森いく」と話しています。


私の怪我やら主人の二日酔いやら渋滞に巻き込まれるやら、到着できるかヒヤヒヤしましたが、無事に参加できて一安心です。
息子はすごく楽しかったみたいで、次の日になっても「楽しかったよね〜」と言ってました。
8/1の沢歩きの時には私の怪我も治っていると思いますので、いまから楽しみです。

ご参加いただいた皆様、悪天中止となりましたが21日にお申込いただいた皆様、そして体験民宿自然郷東沢の赤岩ご夫妻様、本当にありがとうございました。

次に自然郷東沢さんで活動をするのは8/29-30の両日。
この日も、子どもたちにどんどん料理してもらっちゃおうっと。
詳細は → こちら!
自然郷東沢さんの真骨頂である「身近なふるさと」のような魅力を、ゆっくりたっぷりお楽しみいただけるこの活動で、みなさまとお会いできるのを楽しみにしております!