ひとり親ご家庭の体験補助「チーター割」ご利用ください。

「チーター割」ってなに?
→ひとり親ご家庭を対象にした、自然体験活動ではおそらく日本唯一の継続的で利用しやすい参加費割引制度です。

2023年はチーター割の運用を開始してから足掛け9年めになります。
2016年10/1以降、適用が一層シンプルになりました。また2020年6月以降はコロナ感染拡大によるひとり親ご家庭への影響を考慮して、柔軟な対応で適用しています。
補助の対象となる方:
活動にお申込いただいた児童扶養手当を受給しているひとり親ご家庭の親権者と子ども全員。
初回は児童扶養手当受給証明をご提出ください。 ご提出方法は受給証書を画像でメール送信していただくだけ。 児童扶養手当受給証明は年度変わりごとにご提出をお願いしていますが、その間のご参加は毎回チーター割が適用されます。

児童扶養手当を受給していなくても…
低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金を受給した、または受給資格があったのに気が引けて申請できなかった方も対象です。受給証明があればご提示ください。証明できない場合もいくつかの質問だけで適用できますよう配慮いたします。
ただし、チーター割は弊団体へのご寄付によりかろうじて継続できています。割引の趣旨をじゅうぶんご理解いただけますよう、お願いいたします。

2023年の補助内容
参加費3500円以上の日帰り活動はおおむね2,000円/人を割引いたします。参加費が3,500円未満の活動は1,000円/人の割引となります。
割引が適用された参加費は、募集記事に明記します。
活動取消料が発生する場合でも、割引された後の参加費を基に算出しますのでご負担が少なくなります。
ご利用方法:
お電話でのお申込では… 「チーター割で」とお伝えいただくだけ。
お申込フォームでは… チーター割ご希望欄にチェックを入れてください。

割引制度を設けた背景

地球野外塾では、ご参加者のうちおよそ1/6はお母様とお子さんのひとり親家庭。
創立以来、この比率はあんまり変わらないように感じます。
ただし、コロナ期はチーター割のご利用が激減しました。
幾人かのお母様から確認できたご参加理由は…

子どもには、母親ではサポートしきれない体験も必要だと感じて探していたところ、たまたま地球野外塾を見つけた」

と教えて下さいました。

ひとり親ご家庭、とくにお母さんと子どものご家庭は、所得が少なくなりがち。
そのうえ「知識と体験(実践)はともに成長に不可欠」なのに、学校では体験機会が減少しています。
そのため子どもたちは、習ったことを実践するために、あるいは試行錯誤できる実践から経験知を得るために、学校以外で相応の出費が必要なのが実情です。
こうした事情の下、ひとり親ご家庭になんらかの割引制度を設けたいものだ、という私たちの課題感を具体化したのがチーター割です。

「チーター割」の名称の由来

制度の運用方法と並行して制度にふさわしい名称を考えていたとき「チーターは母親だけで子育てをする」と知り、厳しい自然のなかで子どもを育てあげるチーターにちなんで、この割引制度を「チーター割」としました。

「チーター割」の継続のために…

この制度は、子供たちの「体験機会の平等」にご共感いただける方々からのご寄付が大きな支えになります。

【チーター割を支えるご寄付
使用用途:すべてチーター割の原資に充てます。
ご寄付額:
ご寄付の額はいくらでもかまいません。大切に使わせていただきます。その前提のうえで、3000円以上のご寄付は認定NPOを目指す私たちの原動力にもなるので、大変ありがたいです。日帰り活動のチーター割は原則2000円/人。3000円のご寄付は1.5人分の割引額に相応し、大きな支えとなります。
認定NPOとは? → わかりやすい説明はこちら

ご寄付方法:お手数ながらお振込をお願い申しあげます。
お振込先:
金融機関名:ゆうちょ銀行
口座名義:特定非営利活動法人地球野外塾
ゆうちょ銀行からのお振込
記号 10040 番号 97205291
他の金融機関からのお振込
店名〇〇八(読み ゼロゼロハチ)
店番 008 普通預金 口座番号 9720529

ぜひよろしくお願いいたします。

いままでの運営と今後

2015年6月、初めて挑んだソーシャルファンディングで得られた約20万円の原資で始めた「チーター割」。
コロナ以前は1ヶ月当たり2〜5組のご家庭に対して本制度を適用し続けておりました。
チーター割を適用したご家族様からのご評価や、コロナ渦中でもいただけたご寄付に勇気づけられながら、本制度を継続しております。
とくに、コロナ期は、ひとり親ご家庭からいただけたご寄付が多かったのが印象的でした。

子どもにとって体験が将来どのように結実するのか、を具体的に現すのはむずかしいです。
少なくとも、さまざまな体験をつうじて自分で判断・対処した経験が豊富な子どもたちは、試行錯誤しながら課題に対処する習慣が身につきます。
試行錯誤による小さな失敗や挫折からの立ち直り体験が、おとなになってからの引きこもりや燃えつきを防ぐのに有効だという研究結果もあります。
目標を定め、修正しながら生活する思考方法が身につくので、生き方に共感してくれる友人や配偶者と建設的で健康的な協力・共存関係を創り出せる、と私たちは予想しています。
この予想の行く先を見極め、この予想を現実にするためにも、チーター割を長く継続すると同時に、試行錯誤の機会に満ちた体験活動をご提案し続け、子どもたちの体験機会の平等化に微力ながら取り組んでまいります。

みなさまからの応援を、ぜひよろしくお願い申し上げます。

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