秋の気配にそぞろゴコロ!


今朝の通勤は、空気に秋のにおいがしました。
小学生のときに通学で感じたにおいの記憶が呼び覚まされました。
においに触発される記憶というのは、バカにできませんね。

その頃、住んでいた場所柄、西武線をよく利用しました。
駅においてある奥武蔵や奥秩父のハイキングガイドを見るのが楽しみで、そのガイドを持って、小学生の分際でなぜか札所巡りをするのが好きでした。
友だちといっしょに行ったときもあるし、ひとりで行ったときもあります。

ハイキングから帰ってきて、西武線の踏切が開くのを待ちながら、帯状に赤い西の空にシルエットのみを残す山々を遠望するときのなんとなくさびしい気持ち。
この年になっても忘れられないものです。

秋、ふと旅にでたくなるのはなぜかな。
遺伝子が関係しているのかも。
じいちゃんのじいちゃんの、そのまたじいちゃんがツラい思いで秋に旅に出ていたりしてw。

芭蕉は「おくのほそ道」の冒頭で "そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず。" といっています。
奥州への旅立ちは早春でしたが、季節にかかわらず、なにか旅心にこころを急かされるときがあるものですね。

たいせつにしたいものです。旅心。
ひとりでは旅にでられない、と思っている人は…
「野外塾がお役に立てるかも!」

Guns N'Roses "Paradise City"