暖色照明の魅力

09年晩秋・黍殻山避難小屋での一夜

アウトドアで使うヘッドライトやランタンなどの照明にも、LED(発光ダイオード)が多用される時代になりました。

豆電球やマントルに較べて長持ちするし、扱いがラクなので助かります。

LED製品が出回り始めた頃は、白色LEDばかりで正直なんだか「疲れ」ました。
明るすぎる、というか、神経が休まらない感じで。

数年前から、いつかはきっと出てくるだろうと待っていた暖色(電球色)LEDの製品が出回り始め、さっそく求めて使っていますが、やっぱりいいですねぇ。
キャンプには予備も兼ねて白色LEDと暖色LEDの両方のヘッドライトを持っていきます。

テント内や避難小屋のなかでの探し物や炊事などには、どうも暖色の照明が合うように思います。
照明が照らし出す明るいところと、照明が照らしきれない暗いところの境界がなめらかで、からだを中心にした狭い範囲でものを見やすい気がします。

LEDに置き換わる前は、キャンプのときの照明はろうそくの火や豆電球でした。
そのときの記憶が残っているのでしょうか、それとも、はるか昔の火による照明の記憶が残っているのでしょうか。

煌煌とあたりを照らし出す大型ランタンが苦手な自分にとって、暖色LEDはじめ暖色の照明は気持ちもからだも休まります。

Ida Maria "Keep Me Warm"

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