小笠原諸島、世界自然遺産登録に「王手」

クリックすると小笠原村観光協会のHPが開きます。
今日、世界遺産登録の諮問機関がユネスコに対して小笠原諸島を世界自然遺産に登録するように、そして中尊寺金色堂などがある岩手県平泉については世界文化遺産に登録するよう勧告しました。

これらの勧告で、これらの地域が世界遺産登録されることに、事実上「王手」がかかったといえます。

世界遺産って言葉、なんだかワクワクできますよね!
でも、世界遺産登録されると、登録時の状態を維持していく必要がある、という課題も発生するのです。

ここでは、私たちの活動ととくにつながりが深い「自然遺産」について考えてみます。

小笠原諸島にさきがけて日本初の世界自然遺産に登録された屋久島。
その屋久島の自然を楽しむための情報を発信している「屋久島ポータルサイト」というホームページがあります。
3月末に私たちがキャンプで屋久島を訪れる前にも、このサイトは役立ちました。

そのサイトに、世界遺産登録へのみちすじと登録後の課題についてのわかりやすい記述がありました。

こちらからご覧いただけます。
http://www.realwave-corp.com/02learn/07/index.htm

このなかで、とくに
8. 自然遺産登録後、島の自然はどう変わりましたか
という項目からは、私たちも汲み取るべきことがある、と思えます。

屋久島が世界自然遺産に登録される前の2001年にいちど訪れたことがあります。
そして、1ヶ月少し前に改めて訪問してみた結果、この現状が身にしみてよくわかります。
よく調べてあり、とてもわかりやすかったので、みなさんとシェアしたいと考えました。

新しい世界遺産登録は、登録地のひとたちに利益をもたらす効果が期待できます。
しかし、訪れるひとたちが激増するので、訪れるひとには環境に対する心配りが求められるんですね。

小笠原諸島の登録にあたっては、とくに生物の多様性が大きく評価されたようですが、すでに外来種の侵入によって固有種が脅かされはじめているという現状を知っておく必要があります。

例えば。

観光客の靴の裏についてきた植物の種や、釣り人が持ち込んだ生き餌などが「もしかしたら」小笠原の自然を壊してしまう恐れがあるので、対策が求められているのです。

私たち日本人が世界の人たちに対して「こんないいところがあるんだよ!」と自慢できる場所のひとつが世界遺産。

いつまでも自慢できるようにこころ配りしながら、いつかはごいっしょに小笠原に行ってみたいものですね!

U "丸木舟"

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