遠き山に日は落ちて…

今宵の野宿適地を探す。(屋久島・楠川 2011.3月)
山裾に日が落ちれば夜が滑り込んでくる。(長野県・雲ノ平 2009.8月)
日が暮れて、今宵のねぐらが決まっていればひと安心。
決まっていなければ、こころがザワザワと騒ぐ。

旅に出れば、たとえ安全な街中でも、こんな気持ちになるものです。
ましてや、山のなかにいたら…

以前、晩秋の尾瀬から奥鬼怒に抜ける山中の倒木帯で、あやうく往き暮れそうになりました。
その場所の名は念仏平。いや〜な名前でしょう?

ひと抱えもある木がまるでマッチをばらまいたように折り重なっているところを、ザック背負ってくぐったり、またいだり。
数時間もそんななかで格闘し、テントを張る平地もなく、もう今日は倒木の影に寝ることになるのか、と焦りました。
暮れゆくなかで、避難小屋の輪郭がボンヤリと見えたときの安堵感は、いまでもあざやかに思い出せます。

避難小屋のなかがどんなだったか、少しお話ししましょうか?

床の一部が剥がされ、燃やされていたようで、ぽっかり開いた穴のそばに焼け残った床の木がちらばっていました。
あばら家一歩手前という感じ。
それでも、マイナスまで下がる夜の気温を外で過ごすことに較べれば、天国みたいでしたよ。
なによりも、「仲間」がいっしょにいましたしね!

でも、フシギなものですね。
夕暮れどきの、あのザワついた気持ちは、なぜか中毒性があるようです。
ときどき、無性にあてがない旅に出て、あの落ち着かない気分になってみたくなるのです。

そんな気分を疑似体験できるのが5月21日(土)〜22日(日)の「奥多摩夕暮れハイク」
あなたのこころのなかに潜んでいる「夕暮れの落ち着かない気持ち欲求」を満たしにいらっしゃいませんか?

モチロン、倒木帯のなかで寝させることはありません。
暖かい薪ストーブと、温かい夕食、そして団らんが、静かな山中のステキな山小屋であなたをお待ちしています♪

天気がよければ、星明かりもあなたを歓迎してくれるでしょう。