大島いいとこ、いちどはおいで♪

どのあんこさんもお人柄がしのばれるお顔。やさしそうですね。
「海苔作り体験」を実施した日のつぎの夜は太平洋のうえでした。
「伊豆大島ワイルドサイクリングキャンプ」の最終下見のために、20日夜から22日までの日程で大島へ向かう船に乗ったのでした。

平日の夜発の大型客船は、乗船客もそこそこで、なんだかノスタルジック。
こんな体験もまたおすすめしたいものです。
静かに凪いだ洋上で、遠くに東京タワーの照明を見て過ごす時間は、下見だという仕事を一瞬忘れさせてくれました。
大島に着くと、いい天気。
太陽が力強く照り出す時間までは岡田港2階の畳敷の待合室でのんびり。
少し寝不足なぼけっとしたアタマで、畳のうえにねそべるのはしあわせ。
彼方には、富士山がどーん。
ああ、日本っていいな。
岡田港からみた富士山。みえますか?

二日間で、過去に足を向けることができなかった次の場所を訪ねることができました。
  • 大島公園の動物園と椿園。
  • 人気のカピパラ君もいます。最近、年下のかわいいお嫁さんがきました。なかよく連れ立って歩いていました。
  • 動物園は昨年11月に訪ねた旭山動物園と同じようなのんびり感がありました。無料。ワオ。
  • 椿園はおりからの陽光に照らし出されて椿がほんとうにきれいでした。無料。ワオ。
  • 泉津(せんづ)の切り通し。よく写真が撮られているところ。異界への入口のように見えますが、階段のうえは意外にも明るく開けています。
  • 波浮港そばの椿トンネル。しらなかったけれどタイムスリップしたようでとてもよかった。
  • 筆島とおたあジュリアの碑。凛とした風情でした。
  • 月と砂漠コース。もく星号墜落慰霊碑のようすに「あとわずか100mでも高く飛んでいれば…」と思わざるを得なかった。三原山のおもむきはこちら側から見るとまた違い、大島はやっぱり大きいなぁ。MTBで下りたいと思うすばらしい斜面でしたが、ざんねんながら車両進入禁止。
「月と砂漠コース」から二子山を望む。まだ雪がありました。
  •  岡田フォレストアドベンチャーコース。MTBビギナー向けのきもちいいシングルトラック! ワオ。入口の看板がなくなってしまって、このコースに入るのがわかりにくいのが難点ですが、それに余りある楽しさ。約30分のアドベンチャーを楽しめます。
泊まったのは、元町にあるペンションすばる。 バリアフリーで、とにかく基本をきっちりとおさえた居心地がよい宿でした。
ペンションすばるのご主人と奥様。ゆっくりとくつろぐことができますよ。撮り手が悪くてご主人が生マジメそうに見えますが、気さくな方です。
特筆すべきは、清潔さ。 創業12年めといいますが、少し前にできたのではないか、と思えるくらいきれい。
浴室は明るく清潔で機能的。じゅうぶんな広さがあり、 終日自転車で走り回った身としては極楽のような時間でした。

朝食は深い焙煎のフレッシュなコーヒー、ポタージュ、炒め物のプレート、焼きたてのパンと椿の花のジャムが。たぶん、日本でここだけでしょう。
夕食もすばらしいらしいです。次の楽しみにしておきます。
どうです、椿の花のジャム。こんな色に仕上げることができるまで半年試行錯誤されたとか。
椿の花のジャムはこちらで仕入れたので、今度のキャンプでご参加者様に召し上がっていただけます。

伊豆大島ってなんだか欲がないっていうか、素っ気ない感じがすることがあるのですが、すばるさんのようすをみると、新しい風がおだやかに吹き込みはじめているようですね。

高速船を使えば東京からわずか2時間。島ならではの自然と風土を堪能し、一期一会の出会いをたいせつにするひとときを、みなさんもぜひ楽しんでください。