だれも教えてくれない「雨具のたたみ方」。

2012年、このゴールデンウィークには多くの方が山で亡くなりました。
死因として、ぬれによる低体温症が多かったことは、肝に銘じておく必要があります。

みなさんは、レインウェア(雨具)をどのようにたたんで、どのように携帯していますか?
せっかく高機能なレインウェアを持っていても、いざというときに活用できなければ意味がありません。

今日、東京では午後1時くらいに突然バケツをひっくり返したような雨となりました。
山でこのような事態になったときに、またはなりそうなときに、いち早くレインウェアを着用できるかどうか、はまさに生死を分けることになります。

あなたのレインウェアがいざというときに必ず役に立つようなティップス(小ワザ)ご案内します。
ぜひ、活用してくださいね♪

1.レインウェア上半身分はジッパーを外し、フードを出してからたたむ。
ポケットは閉めておくこと。
 2.レインウェアズボンはすそのジッパーを開け、フライのジッパーを下げてからたたむ。
ジッパーさえ開いていればこんなに広げる必要はないです。
ジッパーが解放されていることを示すためのデモ画像です。
 3.やや大きめのレジ袋を用意してたたむ。
(3の理由)レインウェアズボンを履くとき、このレジ袋へ靴のまま足を入れて履けばズボンの内側を靴底に着いた泥で汚さないうえ、靴の金具などが当たらずにすばやく履ける。
 4.レインウェア上・下とレジ袋はそれぞれ別々にして、余裕があるスタッフバッグに入れる。

こうしておけば、上着だけ着用したいときにも、ズボンだけ着用したいときにも、すぐに対応できます。

買ったばかりのレインウェアは意外にきついスタッフバッグに入っていることもあります。
これだと、出し入れが面倒くさくなって、つい着用のタイミングを逸してしまいます。

また、ごていねいに各ジッパーを閉めておいたり、上着とズボンをいっしょにたたむと、急な土砂降りに対応できずに命を落としかねません。
高所での雷雨や、寒冷前線の通過による急な雨のときには突風が吹くことも多く、もたもたしていると命を守るシールドとなってくれるレインウェアを吹っ飛ばされる恐れもあるのです。

レインウェアの収納は…
ゆるいスタッフバッグに入れておく。
ポケット以外のジッパーは全て開けておく。
レインパンツとパーカは別々にたたんでおく。
レジ袋もいっしょにいれておくと便利。
降水確率が高い日はザックの上に入れる!
また、着用のタイミングは「くれぐれも早めに!」

あとから悔やまれる残念な遭難がなくなるように、ちょっとしたテクニックをぜひ身につけてくださいね!

レインウェアの大切さが実感できる募集中の活動は → こちら!

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