下見はたいせつです。


自分がひとりで山に行くときは、地図や、いまならネットで下調べはしますが、下見はしません。
それがワクワク感につながりますから。

でも、参加者を連れてのアウトドア活動は別。

地球野外塾では、力量ある子どもたちのみに声をかけて実施する春休みのロングキャンプと前年に利用した山域での活動を除いて、すべての活動は下見を行います。

下見のメリットっていったいなんでしょうか。

いちばんは、注意を要するポイントを事前に把握できることです。
つぎに、スタッフが当日の活動の進行次第でアドリブを利かせやすくなることです。
参加者に対して、スタッフがアドバンテージをとれるんです。

もし、体調がすぐれない参加者が出たら…
もし、子どもたちの寄り道につき合い過ぎて、2時間に1本しかないバスの出発時間が迫ってきたら…

こんなとき、下見をしておけば、だいたいその後の対応のめどがつきやすいというもの。

有償であろうと無償であろうと、活動を主催するということには責任が発生します。
百歩譲って「堅苦しいことはいいっこなし」にしても、よりよい活動を目指せばおのずと下見という発想になるものです。

ひとりの目よりは、ふたりの目。
ふたりの目よりは、三人の目。
あんまり下見の人数が多くても「船頭多くして舟山に登る」というように収拾がつかなくなりますが、可能ならば、当日の役割が異なる何人かの目で下見を行いたいものです。

以前、大田区のある小学校から林間学校のスタッフを依頼されたことがありましたが、活動の1週間くらい前でも下見が行われておらず、また林間学校当日までに下見を行うことができないというお話だったので、お断りいたしました。
学校などでも、こんなことが実際にあるということを知って、正直驚きました。

明日から台湾に旅に行ってきます。
GIANTという台湾のナンバーワン自転車メーカーの直営店などで、レンタサイクルをできるので、そのレンタサイクルを借りて台湾南部を中心に回ってくる予定です。

これも、数年のうちに台湾レンタサイクル旅行を活動にするための下見です。
いつかみなさんとごいっしょに台湾の大自然のなかをレンタサイクルで回る、その来る日に備えて可能な限り実践的に回ってきます。

今日は少し熱っぽいのが心配です。
では、帰ってきたら、また報告をあげますね。