「奥多摩・はじめての洞窟探検」第1回無事終了!

朝方まで本降りだったこの日、洞窟への道沿いの沢の水も勢いがありました。
好奇心おう盛な隊長。そして隊員想いの隊長。
立派なリーダーでした。
隊長はまた、電車ごっこが好きでもあります。
「つぎは東京ー、東京です」
お母さんとごいっしょの小4の娘さんは、弟のように隊長を見守ってくださいました。 
青空さえ出た山あいには静かに初夏の夕方のムードが漂っていました。
「父の日」だった先週の日曜日に「奥多摩・はじめての洞窟探検」の第1回目が無事終了しました。

この日は朝起きるとジャージャーと本降り。
しかし、天気予報は12時くらいから好転することを示していたので、「雨天決行」の募集表記どおり、迷わず実施。

2家族4名様(うちお子さんは5歳と10歳)のご参加者にスタッフ合わせて5名が奥多摩に集まると予報よりも早く11時前から徐々に雲が薄くなりだしました。
ひとつめの鍾乳洞へ入洞する頃には、外気よりも気温が低い洞内の水蒸気が雨上がりの洞口からもれていて、ムード満点。
まるで洞窟が「フーッ」と、長い息を吐いているように見えます。
洞内では、外の雨はやんでいたものの、雨がたっぷりとしみ込んだスポンジのような土から流れが集まってくるのでしょう、樋(とい)から溢れ出る水が落ちるような場所が数カ所ありました。

この日の最年少は5歳。
洞内へと先頭を切って入ってくれたので以後「隊長」と呼ぶと……
隊長は「そこ水があるよ」とか「階段気をつけて」など、以後ほかの「隊員」へしきりにこころくばりをしてくれました。
こういう場面に出会うと、子どもの利他的なこころに改めて驚かされます。

ふたつめの鍾乳洞から出てくる頃には、青空がひろがってすっかり初夏の遅い午後という風情。
この日のもうひとりのお子さんは小学4年生の女の子でしたが、「隊長」をまるで弟さんのように「立てて」くれるのがよく伝わってきます。
「隊長」を先頭に電車ゴッコをしながら林道を歩けばうっすらと汗ばんで、気がつくともうバス停。
山あいのバス停には都会よりも少し早い夕方のムードが漂っていました。

今週末の23日の「奥多摩・はじめての洞窟探検」はあと数名様の余裕があります。
お子さんとごいっしょに、首都圏から間近なのにどこか遠いところに行ってきたような気持ちになれる小冒険をごいっしょにいかがですか?