「自分で準備してみる里山ハイク」無事終了。


ジージをみつけ、そして「クマに注意!」看板にビビる。
こういう風情がこの季節ならではのいいところですね。 
神社の軒先を借りて小休止。
個人的には、この体験をちいさなうちにぜひさせてあげたい。
しっかり雨具を着て歩く。
地図記号と鳥居の「形」がいっしょであることに気づきました。
子どもたちは写真が大好き。
花や風景をモチーフとして撮っていることは意外でした。
6/22(日)、そぼふる雨の中、「自分で準備してみる里山ハイク」が4名様(うち2名が年長さん)と地球野外塾スタッフ2名あわせて6名で無事終了しました。

はじめから「小雨実行」としていましたが、チビちゃんたちがいることだし、前日の天気予報ではこの日は雨模様だったので「ノーペナルティでキャンセルできます」とお伝えしましたが、果敢にご参加いただけました。

しかし!
笑ったのは、「やっぱり」案の定JR青梅線/五日市線ならではのワナにはまって、定時の40分遅れで到着したこと。

本活動の大きな目的は、出来合いの活動にそのまま参加するのではなく
1 目的地までの交通を自分で調べる
2 保険を自分でかける
3 地図を自分でもってくる
の3つの基本的な準備をご自身で体験していただくことでした。
この準備が安全なアウトドア体験につながるからです。
でも、やっぱりビギナーにとって奥多摩方面への電車はワナにはまりやすいんですねー。
いい体験をされたと思います。

集合後は、ご参加者自身に地図を読んでいただきながら、あきる野のパブリックアート・「ジージ」を追ってあじさい山へ。
あじさい山では雨が一時的に本降りになりましたが、あずまやの下でお湯を沸かしてのんびりとお昼を食べ、お茶を飲みながらやり過ごしました。
そのあと、金毘羅尾根を経由して武蔵五日市駅に戻ったので、雨の中、年長のふたりも「足が痛い」とか「もう歩けない」といいながらもジージ探しに意欲を燃やし続け、あわせて10kmくらいを歩き通したのはたいしたものです。

今回、残念ながらご参加者に求めた課題、つまりご自身で地図をご持参いただいたり、保険をかけていただくことはできませんでした。
この活動は実験的な新企画でしたが、活動の意味を事前にご理解いただき、こうした体験をしていただくためには、もっと主催者側の工夫が必要だとわかりました。

活動の目的のひとつは未達でしたが、いっぽうで雨中にしっかりと歩く日帰り体験はよい前例になりました。
雨の日の活動に慣れないビギナーにとっては、いざというときのエスケープがふんだんにあるところ、そして屋根がある構造物が各所にあるところや深い樹林帯の中などがおすすめです。

雨具は「お守り」ではありません。
実際に使ってみて、その機能を確認してみてくださいね。

後日ご参加くださったお母様からメールをいただきました。
雨の中でしたが、思ったよりめげずに頑張れた姿を見て成長を感じました。
一方では、まだまだ自分のことばかり主張してしまう幼さを感じる場面も多々・・・

こうした経験を積みながら、たくましい男の子に成長していってくれたらなと思っています。

ご参加者のみなさん、ありがとうございました。