前日の雪が「うれしムズカし」の「大ツララを訪ねる冬ハイク入門」無事終了!

針葉樹の葉の上に降り積もった雪がゆるんで、突風に舞う。
ひとときあたり全体が輝くすてきな瞬間です。
倒木のやり過ごし方はいろいろ。
「巻く、またぐ、くぐる」
どの方法を選ぶのかも経験のうち。そして楽しみのうち。
なにげないひとときに感じさせられる「山歩きの喜び」。
不安定な橋を渡る経験も、実力アップにつながります。
ふわふわの雪の下のガチガチの氷。
コイツがクセモノでした。
1/31(土)、1月最後の活動となった「大ツララを訪ねる冬ハイク入門」が4名様(うち2名が小2、小3のお子さん)とスタッフ1名あわせて5名で無事終了しました。

前日に降った雪は、現地への問い合わせで溶けていると予想していましたが、意外にふわふわといい感じで残っていました。
山間部の積雪は楽しかったのですが、舗装した林道のうえでの積雪には緊張させられました。
なぜかというと、舗装面にテランテランについた氷のうえにふんわりと雪が乗っていて、コイツが不安定でよく滑ったのです。
前回同様に、子どもたちはこういうの、好きですね(笑)。
みなさん、足許をよく見て慎重に、そしてじょうずにこなしていました。

この日は晴天でしたが、ときおり強い突風が吹きました。
植林のうえに積もった雪が日光で緩んだところにこうした突風が吹くと、ばーっと、まるで木の葉が舞うように雪が舞うのです。
これに逆光に当たると、非常に美しい。
また、針葉樹の葉の先にたまった水滴に逆光が当たったときも、まるでプリズムのように輝いて美しいんです。
こうした景色を日帰りで楽しめるということに、みなさん一様に喜んでいらっしゃいました。
目的地である三十槌のツララをみたあとも、子どもらは「ツララより雪道がおもしろかったなあ」といい合っていました。
まったく、そうだとおもいます。
だって雪道のほうが「自分で考えて、自力で乗り越える」場面がたくさんあるのですから。

この季節の秩父は西武線からアプローチした場合、正丸トンネルを越えると景色が一変します。
まさに川端康成の小説「雪国」の冒頭の描写を身近でプチ体験できます。

里山の自然と素朴な地元のひとたちとの出会いを日帰りで楽しめるエリアとして、これからも秩父での活動をご提案してまいりますね。

ご参加者のみなさま、本当にありがとうございました。