「三浦半島・海岸線の難所歩き」無事終了。

5/17(日)、10名のご参加者(うち年長さんから小6までのお子さん6名)と地球野外塾スタッフ2名、お手本1名(後述)あわせて13名で、三浦半島南端の海岸線を歩く活動が無事終了しました。

前日の5/16は全世界で24時間以内のライフジャケット着用者の記録に挑戦する「ライフジャケットを着よう!プロジェクト」の趣旨に賛同して「三浦半島・知られざる海岸線歩き」を募集、定員いっぱいのご予約をいただいていたにもかかわらず雨天中止せざるを得ませんでしたが、この日は5月らしい晴天に恵まれました。
都心から近い三浦半島で海岸線に沿って旧遊歩道の跡をたどるのですが、至るところで激しく風化しているので気が抜けません。
そんな緊張を強いられる箇所を越すたびに現れる浜で楽しかったのは、子どもたちが波のままに逃げたり、追ったりする姿。
まだ水が冷たいはずなのに、じゃんじゃん海のなかに入っていました。
この日はうねりがあったので、ときどき大きめの波がやってくると、子どもたちはいっそうはしゃいでいました。

地球野外塾では水辺の活動でも子どもたちにライフジャケットの着用を求めています。
波打ち際での他愛ない子どもたちの遊びも、ライフジャケットがなければ決して安心できません。いつ、波にさらわれるかわからないのですから。

当日は主に岩礁のうえを歩きましたが、積極的に水のなかに足場を求めたほうが転落の危険を軽減できますし、上記のように水があれば浸かりたくなるのが子どもというもの。
どうせあまり水に入らないから、とタカをくくっていると、そこに魔が差す恐れがあります。
なにかの拍子に水を飲んだり、予想に反して岸から持っていかれてあわてたりすると、本人も周囲も対処できず、最悪の事態になりがち。
だからこそ、こうした水辺の活動でもライフジャケットは心強い事故予防手段です。

高1の金子君には、この日私たちから頼んでライフジャケット着用の「お手本」になっていただきました。
彼は小6から4度のカヌーキャンプに参加していて、ライフジャケットの効果を体感している参加者のうちのひとりです。
まだ高校生なので、サポートはお願いできません。
しかし、小学生の時から地球野外塾の活動に参加していただけあって、折々に参加者をバックアップできる「よい立ち位置」にいる姿に、彼のセンスを感じました。
もちろん、バックアップしない方が経験になりそうなところは、さっさと前を歩いてくれました。

子どもたちそれぞれが、足場が悪い海岸で自分の実力に合った歩きやすいところを探し、保護者のみなさんはご本人たちも苦戦しながら、さらに子どもらを気遣っていらっしゃいました。

ご参加者のみなさん、金子君、ほんとうにありがとうございました。

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