だれも教えてくれないダウンクリーニング

春のような暖かさのなか、汚れが気になったダウン製品を洗いました。

 ネットで調べてもあまりでてこない実践的なコツをお伝えします。はじめてだと心配になりがちですが、意外なくらい仕上がりがよくて喜べるはずです。

コツ1. 天気がいい日に早くからやる。
2. 気になる汚れは「濡らす前に専用洗剤を直接つけて」浸けおき。
3. バケツなどで手洗い。
4. すすぎをしっかり。
5. 乾ききるまでにときどき振ってダウンをほぐす。
天気がいい日に早くからやる。
ダウンはぬれが弱点。天然素材なので、ぬれたままで適温だと雑菌が繁殖してにおいがひどくなったりする恐れも。 その日のうちに乾ききるようにしたいです。

気になる汚れは「濡らす前に専用洗剤を直接つけて」浸けおき。(所要10分くらい) 
専用洗剤を用意します。
家庭用洗剤だと汚れとともにダウンについている水をはじくための天然油脂も根こそぎ落としてしまう恐れがあります。
「汚れは落としても天然油脂は落とさない」のがダウン製品用の専用洗剤です。

どんな洗剤がおすすめ?
revivex ダウンクリーナー
granger's ダウンウォッシュ
モンベル ダウンクリーナー
などアウトドア用品の素材をよく研究しているメーカーの製品が安心。

ご注意:
ダウンプルーフという製品がありますが、これはダウンの洗濯後に撥水(水をはじく性質)回復のための製品で洗浄効果はありません。 自分は使ったことがないです。

はじめにぬらしてしまうと汚れ部分がわかりにくくなるので、乾いた状態で専用洗剤を汚れ部に塗布します。
一般的に汚れがつきやすいのは 
・フードの内側
・首回り
・口元の内側
・袖口
・ポケットの出し入れ部
など。
黒ずみや油汚れなど気になる汚れに上記のような専用洗剤を直接適量垂らし、そのあと「布地どうしで擦り合わせて染み込ませる」と、布地の損傷を予防しながらひどい汚れに専用洗剤が染み込みます。

バケツなどに入れた水に
" 各洗剤のお勧め洗剤量 ー 汚れに直接塗った洗剤量 "
分の専用洗剤を追加投入し、じゅうぶん水に浸かるようにダウン製品の空気を抜きながら浸けおきします。

バケツなどで手洗い。(所要10分くらい)
少したったら、洗剤をつけた部分をその製品の布地どうしを擦りつけてゴシゴシします。
スポンジなどでこするのもいいですが、表地が綿混素材や、光沢あるナイロン素材だと乾いた後にその部分だけ素材感が変わる恐れがあるので慎重に。
続いて、専用洗剤入りの水に浸かってべったりした製品をよくよくゆすり動かします。
このとき、汚れが製品から落ちて驚くほど水が濁ってきます。

すすぎをしっかり(所要10分くらい)
手洗いする理由はここにあります。
汚れと洗剤をたっぷり含んだ洗濯途中のダウン製品を、ぐいぐい丸めて小さくします。
すると汚れと洗剤が外に抜け出して絞ったスポンジのような状態になりますから、新しくきれいなすすぎ水に漬けるときれいな水を存分に吸ってくれます。
よく水を含ませてすすぐと、水面に浮かぶ泡やすすぎ水の濁りが1回目に比べて激減しているはず。
ここでまた丸めて小さく。
これを3度くらい繰り返すと、3回目のすすぎ水は泡がほぼなくなっているでしょう。
泡がまだ多いとしたら、洗剤が多かったか、丸めがじゅうぶんでないか、だと推測できます。 

乾ききるまでにときどき振ってダウンをほぐす。(所要数時間)
すすぎ終えたら洗濯機で脱水。
洗濯機で脱水する時は、ジッパーなどのトラブルがないようにネットに入れるか、閉められるジッパーは閉めておくといいでしょう。
例外的に、表地にゴアテックスなど防水素材を使っているダウン製品は、洗濯機脱水で遠心力が働くと水が出ようとするのに出られない状況で防水布地や閉めたジッパーにも負担がかかるので、水分が抜けやすいように裏返しにしてジッパーは開けたままでネットに入れて脱水するのが良いと思います。
その後、ハンガーにかけ、優等生的な対応としては、直射日光を避けて風通しが良いところで干します。
自分は、じつは日を当てて乾かすのが好きです。みるみる乾いて仕上がりが早いですから。
表地が綿混素材だと、表面は乾いたようにみえてもまだまだ根深く湿気が残ってるはずですから、裏返しして裏側もよく干しましょう。
半乾きくらいの時に、ハンガーから外してバサバサ振ってあげたり、バッフル(ダウンが遮断されているそれぞれのセクションのこと)の隅に偏っているダウンをつまみながら振って散らしてあげたりすると、乾きも仕上がりもよくなります。

ダウンの量によりますが、朝に洗濯してすぐ干せば夕方にはしあがるはず。
寝袋などダウンの量が多い製品は数日の好天が望める時に洗濯して、1日で乾ききらなくても翌日にもう一度干せるような余裕があると安心。大型ダウン製品は乾ききるまで時間かかります。
寝袋は大きいので、自分はバスタブで洗濯してますが過去に失敗なしです。
残り湯は使わないで、きれいな水で洗濯してあげてくださいね。

自分の手で、愛用品をメンテできた時の達成感や成功体験もまた大切です。
こわがらずにトライしてみてください。
どうしても心配な初めてのダウンクリーニングは、ダウンベストや軽量のダウンウェアがいいかも。

子供たちが着たダウン製品や、メルカリなどで中古として求めたダウン製品も、自分で洗えばうんと清潔に長持ちさせられますよ。

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