2012年11月8日木曜日

止水ファスナー VS ボタン&ファスナー

1970年代後半、第1世代ゴアテックスのレインジャケット。
クロージャーは当然、ファスナーとボタンの組み合わせ。
ノースフェイス社がはじめてゴアテックスを使用した製品のひとつです。
フードを絞る固定具は、なんと革。
アウトドア用のウェアでは、5年くらい前からですか、止水ファスナーが全盛の時代になりました。

スタイリッシュですし、ファスナーのエレメント(ファスナーのレール部分の正式名称)部分のヌメーッとした光沢が「光沢フェチ」のこころをつかみます。
なによりも、雨よけのカバーが不要になるので、縫製がシンプルで軽量化もできます。

でも、従来型のファスナーとその雨よけカバーに付いていたボタンとのコンビネーションに比べると、使い勝手が劣るところがあります。

それは、換気。

真夏の雨のなかの登山は、そこそこの標高があっても、レインジャケット内はムレムレ。
そんな状況でも止水ジッパーでは「閉めるか開けるか」しかできません。
融通が利かないのです。

でも、ファスナーとボタンのコンビの場合は、ファスナーは全開にしておいてボタンを閉めておくことで、からだの前面はスケスケ。
これは脇の下の換気「ピットジップ」ともまた違う効果があり、とっても快適な換気ができます。

止水ジッパーとボタンを併用したジャケットがあるといいな。

最近、どのメーカーのジャケットも、止水ジッパーを利用したり溶着縫製になったりして、はじめのうちこそ「おお!」と思ったものの、なんだか個性がなくなってしまいました。

衣類がつまんなくなると、ワクワク感も乏しくなります。
70年代後半のように、画期的で実用的な新しいアプローチを待ってます♪