2014年12月8日月曜日

「紅葉と鎖場の岩殿山ハイク」無事終了。

終日、冬晴れに恵まれました。
帰途、大月駅の跨線橋から望む岩殿山。一日ありがとうございました。
稚児落としの大景観を楽しむお母さん。
鎖場でがんばるお母さん。
トラバースも慎重にいけばだいじょうぶ!
だってフィフィがありますから。
あ、フィフィはこんな格好でグダグダするためのものぢゃありません(笑)
でも感心しました。
フィフィが簡便なセルフビレイになることを、もう理解したのですから。
落ち葉のじゅうたんの上を「ひやひやしながら」歩いた一日でした。
12/6(土)、4名様のご参加者(うち小3・小4のお子さんそれぞれ1名)と1名のスタッフ合わせて5名で、大月市の岩殿山から稚児落としの間の稜線を歩く冬ハイクが無事終了しました。
あと3名様お申込があったのですが、お子さんが急な体調不良で残念ながらキャンセルとなり、コンパクトなチーム編成でした。

この冬一番の冷え込みとなった夜明けは寒かったものの、冬晴れに恵まれた日中はコースのほとんどが南側に面しているので意外に暖かくて快適でした。
11/26に同内容の活動を実施した際、ご参加いただけなかった方々のご要望でこの日の実施を決めたため、活動名にある「紅葉」はとうに見頃を過ぎ、かわりに、ふかふかの落ち葉のなかを行程中ずっと歩きました。

このコースは「よくぞ伐採されずに残ってくれました!」というくらいにすばらしい自然林が続きます。
落ち葉がつもった登山道は、葉を落としきった木々の間からのぞく冬の青空が明るくてだーい好きなのですが、落ち葉が重なり合ったところは滑りやすいので注意が必要です。とくに、このコースの南面はつねに急斜面なので、気を抜いて歩くと墜落しかねません。

この日も、みなさんそれぞれにスリングを利用した簡易ハーネスとフィフィとをじょうずに使って難所の鎖場を通過していきました。
過去のブログの内容と重複しつつ繰り返し述べますけれど、スリングとフィフィのコンビネーションは
・重量も、購入額も、大きさも程よいので携行が苦にならず
・だれもが直感的に、すばやく扱えて
・安全性を「そこそこ」高めてくれる
バランスのよい装備です。
つねに一部が開口しているフィフィの扱いやすさは、使い方を間違うとそのままフィフィの危うさにつながりますので、そこだけは常に意識すべきです。

カンタンな装備というのは、すべて長短があるもの。
とくに、命をあずける山道具の場合は、そうした長短を理解したうえで長所を可能な限り引きだす使い方が求められます。

帰りの車中でご参加されたお母さんのおひとりが「今日は中学生以来の本格的な登山となった」とお話しくださいました。
このお母さんに「どの場所がいちばんこわかったですか?」とお訊ねすると
「(フィフィやロープを使うことがない)稚児落としがいちばんこわかったです」とおっしゃっていました。
このコメントをお聞きして「なるほどなあ」と思いました。

私の予想としては、フィフィを使っていただいたり、補助ロープでサポートした場所のほうがよっぽどコワかったのではないかと思ったのですが、なんらかの補助があるとやっぱり安心できるんですね。

ザックや靴、服に関してはいくらでも情報があふれている世の中。
しかし、肝腎の命を守る小道具の情報はあまり見当たりません。
それもそのはず。
そうした小道具の情報をアップすれば、まさに「命に関わる」情報となって、情報提供者の首を絞めかねないからです。
しかし、こうした小さな情報こそが現実に遭難が増えている登山で、少しでも安全性を高めることができると信じています。

エイドクライミングが過去のものとなってしまった今、フィフィもまた登山用品店であまり見かけない用具になってしまい、店員さんすらその名前をきいてもわからない人がいるのが現状。
この簡便で扱いやすい用具が、子どもたちやシニアにとって安全性を高める用具として再び脚光を浴びてほしいな、と願っています。

ご参加者のみなさん、ほんとうにありがとうございました。