2016年12月2日金曜日

10/8〜10「秋の式根島キャンプ」無事終了。

遅ればせながら秋以降の活動のようすを連続して報告します。

10/8(土)から10(月・祝)まで、9名のご参加者(うち小1から小6まで5名)と、野外塾スタッフ3名(うち高校生のボランティアスタッフ1名)あわせて12名で伊豆七島の式根島でキャンプを実施し、無事終了しました。

前日夜でもなおキャンプ期間中の天気予報は、基本的に雨。
しかし、さまざまな情報を見ているとそれほど悪くないと判断し、活動実施を決定。
こうしたきわどい実施の場合、野外塾ではお申込頂いたみなさんに「ノンペナルティキャンセルができる」ことをお伝えします。
つまり、野外塾は活動を実施するけれど、キャンセルしたい人はキャンセル料なしでキャンセルいただける、というご案内です。
1組2名様がご辞退されたほかは「雨も経験のうち」と勇んでキャンプに臨まれました。
【10/8】
連休中の熾烈なキャンプ場での陣取りに勝ち抜くため先行して入島した私。
無事テントを張り終えて高速船から日を浴びながら降りてくるみんなを迎えたときにはホッとしました。
傘をささずにキャンプ場へ案内できたのは、さんざん天気を調べた甲斐があるというもの。
10月だというのに、子どもたちはこの好天で泳ぐ気満々で頼もしい。
このキャンプは事前に式根島のパンフレットをごらん頂き、参加者のみなさんが行きたいところを決められるしくみ。
この日は全員一致で、あまり知られていない小さな海岸に行くことに。
小1の子たちは生き物探し、小4の子はシュノーケリング、小6の子たちは飛び込みと、コンパクトながらメリハリがあるこの地形を活かしてそれぞれの遊びに熱中していました。
たっぷり遊んでキャンプ場に戻り、夕食を作ったあとは、歩いて5分のところにある露天風呂へ。
式根島にはいくつものワイルドな天然温泉があります。
キャンプ場からは思い立ったらすぐに入浴できる距離に温泉(24時間開放でしかも無料!)があるので、涼しくなるこの時期はありがたーい。
終日、島ならではの遊びを楽しんだあとに月光を浴びて入浴すれば、お天気の神様に自然に手を合わせたくなります。

【10/9】
朝、すばらしい日の出を見て「今日もいける!」と思ったら、そうは問屋が卸さずに午前中いっぱい、しっかりと雨に降られました。
お隣の新島の港でちょうど島の食べ物の試食会があるというので、雨宿りを兼ねて新島へ。
行きはフェリーでのんびりと、式根島への帰りは新島村が運行する連絡船「にしき」でピューンと。
この「にしき」の飛ばし方がすごいんです。やや時化ていたからまるでジェットコースターのよう。
後方甲板でこの揺れを楽しんでいた子たちは振り落とされそうになってヒヤヒヤしました。

12時少し前に式根島に戻るとよいタイミングで雨がやみ、島西部の展望台と地鉈(じなた)温泉を目指して歩きました。
雨上がりの森は生気にあふれています。次第に鳥たちが啼きはじめて、天候の回復を感じられました。

私たちが重視している式根島の特長は、全島を歩いて回れる大きさで、メリハリある地形がギュッと詰まっていることです。
式根島で一番高い地点はわずか標高109mなのに、そこに至る道はまるで森林限界を越えた南アルプスのよう。しかも人間の手の入れ方が絶妙で、危なっかしくもなく、かといって観光地らしくもない。こんないいところが東京都にあるというのは驚異的なことです。

地鉈温泉は、その名の通り、大地に大鉈でざっくりと切れ込みを入れたような急傾斜地を降りた海の際に湧いています。
源泉が80℃なので、満潮時に海水と混じり合ってやっと入浴できます。これもフシギな自然の巡り合わせです。
湯冷めしにくく、その効能を頼って訪ねた方が昔から多いようで、岩肌にそうした方々の感謝の気持ちが彫りつけられていたりします。

地鉈温泉から食材を買い出ししてキャンプ場に戻るととっぷりと日が暮れていました。
夕食は回鍋肉(ホイコーロー)とみそ汁とご飯。
「野外塾のご飯はカレーとバーベキューじゃないのがいい!」という子どもがいて、私自身はカレーもバーベキューも大好きだけれど、子どもたちにとってはキャンプ食の定番でうんざり気味なのかもね。
コメント通り、短時間で完食してくれました。
もちろんこのあともまた近所の温泉に行きました。

【10/10】

朝、島内放送で「今日は限定出航です」と。
つまり、場合によっては出航できない、またはいったん出航しても戻る怖れがあるということ。
曇天ながら風もそんなにないから、海上はそんなに悪いのかと大いに心配しました。
それでも参加者には最後の島時間を楽しんでもらいたいので、温泉組と海遊び組に別れて行動しました。

びっくりしたのは小6チームが銛(もり)を自作して魚を捕ったことです。
じつは先の2日間、幾度か島の店頭で銛を買っていいかと聴かれたけれど、ゴムを引っ張って発射する扱いが危険なので「だめ」と伝えました。
そうしたら、海岸に落ちていた銛の先を、落ちていた竹の先にくくりつけて自作して魚を捕ったのです。
これには怒るどころか感嘆しました。小6はさすがにやります。
船も無事に出て(本当にほっとしました)、無事故で竹芝桟橋に着きました。

とにかく夜空の星の多さに感動したようでした。帰りの車では、その話ばかりでした。

日常にはない経験も多く、とても充実した時間を過ごさせていただきました。
息子は、船酔い以外は全て面白かったそうです。ナメコ(*海鼠)やジャングルも楽しかったし、虫刺されが軽くなる温泉だから今度はパパも連れていって湯治しに行こうと言っています。小6生さんたちやハジメくんにも刺激を受けたみたいで、帰宅時に飛び込み&槍投げ(?)を主人に説明してました。見てないようで見てるもんなんですね。
あ、あと
キャンプにおいては身の回りの「整理」が1人でできる必要があると息子も実感したらしいので、仕込んで行かねばと思いました。

天気に 本当に気を揉みましたが、結果オーライで 無事 予定通りに帰宅でき、また 途中も さほどの大雨には 遭わずに済み 救われました。
様々な状況を想定しての荷物準備は、相当 骨折りでしたが、前頭葉のトレーニングには かなり効きそうな気がします!
テント内のスペースが限られ 寝辛かったのが一難でしたが、それも同様に日頃の生活に感謝をする 材料に…でしょうか。
様々な不便はありながら、非日常の 自然溢れる場所での行程は、ある意味贅沢で また 勉強にもなりました☆

冷たい水ながら、息子とシュノーケリング 第一歩…を始められたのも、嬉しかったです。
息子も、とても 楽しかったようで、『今度は一人で行く❗️』と宣っております^ ^

ご参加いただいたみなさま、親切にしてくださった島のみなさま、そしてサポートしてくれた野外塾育ちの金子源君、本当にありがとうございました。
すばらしい式根島、まだ行っていないけれど目を付けている「秘境」もあるようなので(そこも足場が悪そうです)、またみなさんとごいっしょしましょう!