【活動報告】悪天予報による代替活動「はじめての洞窟探検」無事終了。

4/29(水祝)、緊急事態宣言下に加えて天気予報がよくない日でしたので、2家族5名様がお申込みいただいていた奥多摩町での「むかし道歩き」を中止し、前夜に代案としてあきる野市にある洞窟を訪ねる活動を提案しました。奥多摩町に比べてやや東に位置するあきる野市では天気の崩れが遅い予報だったためです。


悪天の場合の代替案をご提案するのは稀なのですが、4/25(日)の活動報告中に引用したお母様からのメールによって、外出機会を削ぎ落としている中で弊団体の活動を選んでくださることがわかったので、今回はご希望さえあれば外出機会を悪天で損なわれないようにと考えました。

結果、はじめてご参加いただける1ご家族2名のご参加者と1名のスタッフあわせて3名で実施、無事終了しました。


よくご参加いただけるもう1ご家族様は雨天予報のためにキャンセルされましたが、このご家族も洞窟にはとても興味をもっていただけ、ご要望に応えて仔細をお伝えしたところ、後日「GW中に行ってきました」とメールをいただけました。

現在のように微妙な時期は、親子で一緒に自然の中に出るための情報としてもお役に立てればいいなと考えています。

この日、GPS・地図表記連携アプリをインストールしたスマホを小1君に渡して、彼に最寄りのバス停から洞窟までの引率をお願いしました。

3年前からスマホに入れられるGPS・地図表記連携アプリを従来の地図と併用しながら活動で使っていて、今では紙の地図と双璧のツールとしてご参加者にも事前インストールをお勧めして活用しています。

スマホのアプリがあっても読図ができなくては苦戦するはず。
わからなくなったときにアドバイスするのが効果的な方法なので、まずやってみてもらったのですが、びっくりするくらい読図ができました。


「あ、この先に橋がある」

なんて橋記号がないのに言い当てる。
「正解! どうしてわかったの?」
ときくと
「だって、川が(進行方向の)右側から左側に移っているもん」と。
地図に親しむ機会が少ない今、こういう読みができる子はとっても少ないのです。

地図がわかるとナゾナゾが出せます。

「この記号、なんだろう?」

「うーん…??」

「行ってみて確かめよう!」

「うん!」

なんて感じで、進行のスパイスにもなりますし。


到着した洞窟ではうれしいお知らせが。
30年間、閉じたままだったコースがリバイバル。
距離は短いけれど(観光洞としては)非常に狭い通過口があるので、きっとそれが原因でトラブルがあって閉じてしまったんでしょうね。
トラブルを未然に防ぐ方法として、この狭い通過口を模したパネルが洞窟の受付前にあり、いわばデモンストレーションができます。
このパネルを通過できなければ、新コースはやめておこう… となりますよね。

実際、オトナはこの通過口を抜けるのにコツが要り、とても充実感がありました。
お母様も、かけていたメガネがマスクからもれる吐息で曇るくらいがんばって通過していました。

活動終了後、当日のトラックログ(GPSによる歩行記録)と写真をお送りさせていただいたら、お母様からご返信をいただけました。
先日はお世話になりました。トラックログと写真を拝受しました。
トラックログはPCにて開くことができましたので、息子と一緒に見る時間を作りたいと思います。
写真は昨晩二人で振り返りました。
(メールに記載されていた募集前の)活動予定を読んではその行き先を調べ、どうしてここにしたのかしら?と想像を広げながら知らない地での活動を妄想してわくわくさせて頂いております。
時折土曜日授業にかかっていましたが、話し合いの上どちらをとるか決め(これまでは全て野外活動でした!)ぜひまた参加したいです。
微妙な時期に、活動中の感染予防対策と事前の体調管理に努めてくださり、本当にありがとうございました。

私たちが今も渦中にある緊急事態宣言、6月に伸びるかもしれません。
コロナウイルス変異株の台頭もあるなかでまったく予断を許しませんが、訪れる人が多くない活動地で、ひとときでも安全に自然の中で自分を解放できるような活動をご提案させていただきたい、と願っております。